「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:『インサイドゲーム』(2009年:ジャン・レノ、ギャスパー・ウリエル)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」アルメニア人の犯罪一族が警察を敵に回すアクション映画。人間関係、犯行、警察の追及。人間の生き様に注目です。

1.ストーリー
アルメニア人の犯罪一族が大きな計画を実行しようとするが、警察にマークされたり、一家の不和が生じたり・・・。

2.キャスト
ギャスパー・ウリエル(犯罪者)
ヴァイナ・ジョカンテ(看護師)
サミ・ブアジラ(警視)
イサーク・シャリー(犯罪者)
ジャン・レノ(犯罪者)

3.注目のシーン
①一家
アルメニア人にはトルコに迫害されてフランスに逃れた歴史。多くのアルメニア人は過酷な労働に従事したりしながら生きてきたが、マラキアン一族はそうではない。マラキアン一家のミロ(ジャン・レノ)は犯罪で食ってきた男。長男は警察との銃撃戦で死亡。次男アントン(ギャスパー・ウリエル)、手下のルディ(イサーク・シャリー)は今やミロの右腕的な存在。

②変化
ある資産家の屋敷に押し入ったマラキアン一味。残忍なことをする父ミロにアントンは不快感。家族と距離を取るようになり、恋人エロディ(ヴァイナ・ジョカンテ)との将来を考える。また、これまでマラキアン一家を追ってきた警視ソニエ(サミ・ブアジラ)も追及を強化。そんな状況でミロは「一人500万ユーロ」が手に入る大きなヤマを計画する。

③キャラ
ミロは骨の髄まで犯罪者。アントンはワルだが、優しいところが。エロディは得体の知れないマラキアン一家に不安を覚える。ソニエは一家に復讐を誓う「正義の人」。ルディは義理堅いが、ボスのミロと友人アントンとの間で板挟み。ミロの母は足が悪く、エロディが看護する。不動産業の男はビジネス優先で、土地の売買をめぐってアントンとモメる。

4.感想
シリアスなクライムムービー。あるアルメニア人一家。何があったのかはわかりませんが、マラキアン一家は犯罪で生計を立てています。一家の息子アントンは足を洗って恋人とカタギの暮らしをしたいと願うが、犯罪集団のボスである父はそれを許さない。アントンは怒りをこらえて「最後のヤマ」を踏むことにしたが、その結果は? 結局のところ、ボスである「ミロ」がカギになる映画。ミロは悪知恵は働きますが、人としてはダメな奴(「クズ」と言ってもいいほど)。そのせいで問題が生じます。フランス映画お得意の「虚無感」を描いた内容。見所は、(冒頭の)車を奪うシーン(やや滑稽な雰囲気も)、ミサのシーン、ソニエが襲撃されるシーン、エロディをめぐるミロとアントンの確執、イタリアでのアントン&エロディ(エロディを狙うルディ)、飛行場での襲撃&銃撃戦。イタリアのレトロな風景にも注目です。

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