「鉄板映画:人気スター映画のブログ」空軍のパイロットが奪われた核弾頭を追うアクション映画。ジョン・ウー監督おなじみド派手なアクションに注目です。
1.ストーリー
核弾頭を搭載したステルス機の演習中、空軍パイロットが同乗の相棒を裏切り・・・。
2.キャスト
クリスチャン・スレーター(空軍パイロット)
サマンサ・マシス(公園監視員)
カートウッド・スミス(国防長官)
デルロイ・リンドー(大佐)
ジョン・トラボルタ(空軍パイロット)
3.注目のシーン
①空軍
アメリカ空軍のパイロット、ヘイル(クリスチャン・スレーター)とディーキンス(ジョン・トラボルタ)。ディーキンスは腕っぷしが強く、ヘイルがボクシングで勝負を挑んでも敵わないほど。そんな二人が放射能の検査をするため、核弾頭二基を搭載したステルス機を操縦する演習。
②裏切り
用意周到なディーキンス。飛行中、ヘイルを襲う。弾頭を砂漠に落下し、仲間と共に回収する計画。ところが、始末したはずのヘイルは無事。現場をパトロールしていた自然公園の監視員テリー(サマンサ・マシス)と組んでヘイルはディーキンス一味を追う。
③キャラ
ウィルキンス大佐(デルロイ・リンドー)は演習の指揮官で、予測しなかった事態に困惑。武装ヘリでヘイルをサポート。ベアード国防長官(カートウッド・スミス)もまた事件に困惑。ディーキンスの仲間は空軍や特殊部隊の者で、「アメリカの裏切り者」。奪った弾頭をカネに換えて、「いい暮らし」を夢見る。ディーキンスの仲間プリチェット(ボブ・ガントン)は悪事の資金提供者。根っからの軍人であるディーキンスとはソリが合わない。
4.感想
悪役の悪辣さ、爆発・銃撃戦といった派手なシーンを見せる映画。監督は二丁拳銃、スローモーション好きのジョン・ウー。「ブロークン・アロー」とは「核兵器紛失」を意味する専門用語。ヘイル&テリーのコンビが核弾頭を奪ったディーキンス一味を追うシーンが迫力。しかしながら、違和感もある内容。かなりの異常事態であるにもかかわらずヘイル&テリーをサポートする要員が少ないのはどうしたことか? また、非常事態に何の役にも立たない政府高官(映画ではよくあるパターン。「無能な税金泥棒」といった皮肉が込められているのだろう)。それに、仮にディーキンス一味がアメリカ脅迫で大金を得たとしても平穏に暮らせるとはとても思えません(ディーキンスは奪ったカネでボルボの株を5%購入して「配当生活」がしたいらしい)。しかし、そんなツッコミは無用。これは「ヘイル&テリーが活躍するシーン」を見せたい映画ですので。見所は、テリーの頭上スレスレを飛ぶステルス(危ねー)、ディーキンスの裏切り(元々ずるそうな表情をしていたが)、テリーの勇ましさ&機転(賢い女だった)、銃撃戦(ヘリからの銃撃シーンも迫力)&カーチェイス、銅鉱山での出来事(銃撃戦。地下爆発)、米国を脅迫する映像メッセージ、列車での攻防(テリーの戦いにも注目されたい)、ヘイルとディーキンスの因縁の対決。ちなみにステルス機は一機20億ドルだそうだ。「核爆発」と「列車での攻防」が特に迫力の映画です。
(YouTube)
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