「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:『スパイ・ゲーム』(2001年:ロバート・レッドフォード、ブラッド・ピット)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」勝手な行動を取ったCIAエージェントが窮地に陥るサスペンス映画。CIAの過去の工作、秘密機関の人間関係に注目です。

1.ストーリー
CIAエージェントが中国の刑務所に潜入して「ある囚人」を奪取しようとするが、失敗して・・・。

2.キャスト
ロバート・レッドフォード(CIA)
ブラッド・ピット(CIA)
キャサリン・マコーマック(支援機関)
スティーヴン・ディレイン(CIA)
ラリー・ブリッグマン(CIA)

3.注目のシーン
①事件
1991年。CIAエージェントのトム・ビショップ(ブラッド・ピット)。中国の刑務所に潜入して「ある囚人」を奪取しようとするが、失敗。米中通商会談を控えている状況で、アメリカ側はこの出来事を重要視。ビショップをCIAにスカウトしたネイサン・ミュアー(ロバート・レッドフォード)を本部に呼び出すCIA。ビショップに関する全ての情報をミュアーに提出することを命じる。

②過去
CIAの会議でビショップについて語るミュアー。二人の出会いは1975年、ベトナム。狙撃兵だったビショップにラオスで秘密任務。その後は西ドイツ勤務。CIA要員になるための訓練。東ドイツでの「ロデオ作戦」(亡命者を西側へ脱出させる計画だが、「ウラ」があった)。85年、ベイルートでのテロリスト暗殺計画。そこで支援機関のメンバーとして医療を担当するエリザベス・ハドレー(キャサリン・マコーマック)と出会ったビショップは彼女に引かれていく。

③現在
中国に拘束されたビショップの扱いに苦慮するCIA。ミュアーは救出を主張するが、CIAは「切り捨てる」意向。刑務所で痛めつけられるビショップに処刑の時が迫る。

④キャラ
ミュアーは経験豊富で冷静。観察力に優れ、他の職員とはレベルが違う。ただ、本日限りで退官の予定。ビショップは非情になりきれない男。「任務優先」のミュアーにはついて行けない様子。エリザベスは過去がある女。CIAの会議を主導するのは副長官トロイ・フォルジャー(ラリー・ブリッグマン)。退官するミュアーを早く厄介払いしたいチャールズ・ハーカー(スティーヴン・ディレイン)はいわゆる「イヤな奴」。ミュアーの秘書グラディス・ジェニップ(マリアンヌ・ジャン=バプティスト)はなかなか優秀。他にも、「スパイの世界」を描いた作品だけに「ワケあり」なキャラ多し(アン・キャスカート大使夫人ほか)。

4.感想
CIAの「知られざる活動」を描いた大作。どこまでリアルなのかはわかりませんが、事実に近い描写なのかも。勝手な単独行動をとったCIAエージェントのビショップ。しかし、彼の行動の背景には過去にミュアーが行った工作がある。ということでミュアーは責任を持ってビショップを助けようとするが、その結果は? 見所は、中国の刑務所(劣悪な環境で、やたら警戒厳重)、ビショップの過去が語られるシーン(危険な任務、作戦失敗など)、義勇軍の自爆攻撃、ビショップを助けようとするミュアー(他人のIDカードを使って写真や書類を手に入れようとしたり、外部と連絡を取ったり)、「ディナー作戦」(停電&特殊部隊出動)。

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