「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:『ツリー・オブ・ライフ』(2011年:ショーン・ペン、ブラッド・ピット)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」厳しい父親にしつけられた男が人生を振り返る映画。ピット演じる父親、その教育方針、家族のストレス、悲劇に注目です。

1.ストーリー
ある一家が大きな不幸に見舞われて・・・。

2.キャスト
ショーン・ペン(事業家)
ブラッド・ピット(父)
ジェシカ・チャステイン(母)
ハンター・マクラケン(長男)

3.注目のシーン
①主役
大企業の経営者ジャック(ショーン・ペン)。幼い頃に悲しい出来事。事業で成功したが、物足りない気分。

②過去
父(ブラッド・ピット)、母(ジェシカ・チャステイン)、三人の幼い息子の一家。父は軍の仕事をするエンジニアで、優秀。息子をハグするなど優しいところもあるが、言葉遣いなどに妙に厳しい。また、他人がカネ持ちになって成功したが、自分は数々の発明特許を持ちながらそうではない事実。音楽の世界に行きたかった夢も叶わなかった。子供に厳しいのはそれが原因か? 母は優しいが夫の厳しいところに耐えられない様子。長男ジャック(ハンター・マクラケン)は父の厳しさにストレスを強く感じ、殺意すら抱く。次男と三男は息が詰まるような家の雰囲気に為すすべ無し。

③悲しい出来事
愛する者の死、職場の閉鎖。人生を翻弄する出来事に一家は上手く対応できない。

4.感想
あのブラッド・ピットが父親を演じる名作。希望が叶わず、他人に対して嫉妬心がある不器用な父。幼い息子たちに「生きる厳しさ」を教えようとするが、まだまだ幼い息子たちにはそれが理解できない。親子間、夫婦間のスレ違い。大人になって全てを理解し、過去を受け入れようとする長男。家族、人生、働く目的がテーマの重厚な内容。見所は、地球や生命の神秘的な映像、息子の誕生&成長、父が息子達に伝える指導・教訓(ドアは静かに閉めろ、丁寧な言葉遣いをしろ、ケンカの仕方、「できない」と言うな、ほか)、母が息子達と遊ぶシーン、息子の口答え(ピットの演技に注目)、ラストシーン。「世俗に生きる人」と「神の恩寵に生きる人」。その間で悩む人間たちに注目です。

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