(あらすじ)フランス警察の元署長ドレフュスがついに錯乱し、最新兵器で全世界を脅迫する。

1.ジャック・クルーゾー主任警部(ピーター・セラーズ)
フランス警察。上司のドレフュスが精神的に参って入院してしまったため、「主任警部」に昇進。実にどんくさい男で、退院間近のドレフュスの頭にダメージを与えてしまう。
(「フランスのクルーゾー警部」役がハマり役だが、イギリス人。一作目『ピンクの豹』(1963年)では元々「クルーゾー警部」は別の役者が出演する予定だったが、撮影直前で降板。チャンスが回ってきた。『ピンク・パンサー』シリーズ、『博士の異常な愛情』(1964年)、『チャンス』(1979年)ほか。1980年7月24日に54歳で亡くなった。死因は心臓発作。それ以前から長年に渡り、心臓が不調だった。)
2.ドレフュス(ハーバート・ロム)
フランス警察の元署長。クルーゾーのドジっぷりにイライラしすぎて精神病院へ。そこでクルーゾーに頭をやられて完全に狂気の世界へ。世界中から名のある犯罪者(強盗ソニエ、ほか)を集め、銀行からカネを奪い、世界的な科学者とその娘を誘拐。その狙いはクルーゾーをこの世から抹殺すること。
(オーストリア=ハンガリー帝国・プラハ出身。『ピンク・パンサー』シリーズの常連。他に『戦争と平和』(1956年)、『スパルタカス』(1960年)、『オペラの怪人』(1962年)に出演。セラーズとは違い、95歳まで生きた)
3.フランソワ(アンドレ・マランヌ)
クルーゾーの部下。かつてドレフュスの部下だったが、「腰ぎんちゃく」的なポジションは変わらない。
(フランス出身。『ピンク・パンサー』シリーズの常連。珍作『食人大統領アミン』(1981年)にも出ているらしい。コチラも長生きで、94歳まで生きた)
4.ケイトー(バート・クウォーク)
クルーゾーの使用人で、身の回りの世話をする役目。しかし、「隙があったら襲ってもいい」という「クルーゾー・ルール」があり、クルーゾーが油断するのを待ち構えている。今回は棒術でクルーゾーを襲撃。ラストにも登場し、大混乱を起こす。
(中国人。「アジア系俳優」としてかなり有名。『ピンク・パンサー』シリーズの常連。他に、『007 ゴールドフィンガー』(1964年)、『007は二度死ぬ』(1967年)に科学者役で出演。ハードアクション作『キス・オブ・ザ・ドラゴン』(2001年)ではジェット・リーと共演)
5.オルガ・ベリオシバ(レスリー=アン・ダウン)
ソ連の殺し屋。色仕掛けでクルーゾーを始末する任務だったが、勘違いでクルーゾーを愛してしまう。
(イギリス人。映画、TVドラマに数多く出演。エリザベス・テイラー、カーク・ダグラス、ローレンス・オリヴィエ、ショーン・コネリー、アンソニー・ホプキンスらと共演)
6.エジプトの殺し屋(オマル・シャリーフ)
ドレフュスの脅しに屈した世界各国が「クルーゾー暗殺」を狙ってドイツ・ミュンヘンに殺し屋を派遣。クルーゾーの強運に次々にしてやられる殺し屋たち。残るはエジプト、ソ連の二カ国のみに。
(アラブ人、エジプト出身。裕福な家の出。1962年『アラビアのロレンス』でハリウッドデビュー。アカデミー助演男優賞候補になり、一気に知名度を上げた。『マッケンナの黄金』(1969年)、『ジャガーノート』(1974年)ほか。)
7.ファスベンダー教授(リチャード・バーノン)
イギリスの科学者で、大変な天才。ドレフュスに娘と共に誘拐され、レーザー兵器開発を強制されてしまう。
(イギリス人。貴族やエラそうな役を演じることが多かったらしい。その理由は「若いときから髪が薄く、貫禄があった」から。『ガンジー』(1982年)ほか)
8.ホテルフロント(グレアム・スターク)
ミュンヘン、およびアルプス山麓のホテルのフロント係の二役。「アルプスのフロント係」役では付けヒゲなどでスタークとは全くわからないほどの変装。クルーゾーとのマヌケなやりとりが見せ場。
(イギリス出身。出演作多数。第二次大戦に従軍経験。ピーター・セラーズとは友人関係。前作『ピンク・パンサー2』では「故買屋の手下」役だった)
(注目ポイント)精神病院でのドタバタ(今のTVでは放送できないでしょう)、アニメ(名作映画の「ピンク・パンサー」版パロディ)&あのテーマ曲、アパートをぶっ壊すアホなケイトー、クルーゾーの伝わらない言葉(「ボール」を「ボエル」、「電話」を「レンワ」、「部屋」を「エヤ」と発音)、「カジモド変装セット」&大爆発、ファスベンダーの使用人を尋問するクルーゾー(噛み合わないトーク&ドジ)、イギリスのクインラン警視(巻き込まれ被害者)、ゲイバーでの乱闘、アメリカ大統領&キッシンジャー(のソックリさん)、レーザー兵器の威力、ミュンヘン「ビール祭り」、モンシエン城に潜入(ドジ連発)、歯科医に変装、ドレフュスとの対決、アパートでのクルーゾー&オルガ。「セラーズ・ギャグ集」といった内容。この面白さは『ピンク・パンサー4』に受け継がれます。
(予告編:YouTubeより)
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