「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:バスター・キートン特集⑦(『半殺し』『鍛冶屋』)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」キートンがヘンな暴力オバサンと結婚してしまう話、へなちょこな鍛冶屋を演じる話。ドタバタ、珍商売に注目です。

『半殺し』(1922年)

1.注目のシーン
①夫婦
ある外国人居住区。ここは多国籍な町で、様々な国の言語が行き交う所。キャンディ店の店員キートン。ドジ踏んで郵便配達人とトラブル、他人の手紙を入手。その後、道端でヘンなオバサンとぶつかり、なぜか裁判所で二人は結婚するハメに。女とその家族は実に嫌な奴ら。婿のキートンに意地の悪い扱い。ところが・・・。

②キャラ
キートンはハッキリとモノが言えないキャラ。オバサンはデブっちょで暴力的(まず普通に結婚できないタイプ)。そいつの家族は意地が悪い上にセコイ。そのことでトラブルに(ザマー)。

2.感想
穏やかでないタイトル。「半殺し」とはどういう意味なのか? まるで「半殺し」のような結婚生活、ということかもしれない。キートンを「カネ持ち」と勘違いしたバカ女とその家族がヘンな散財をして最後はキートンを追い回す内容。楽しい短編ではありませんが、キートン映画らしいアクションシーンも。見所は、どんくさいキャンディ作り、言葉が通じない悲しさ、食事&ベッドの設置、胡椒で起床、おバカな勘違い(10万ドル)、記念撮影、イースト菌の膨張&追い掛け合い。それにしても面白いのが「イースト菌」。そんなに膨らみますかね?
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『鍛冶屋』(1922年)

1.注目のシーン
①鍛冶屋
鍛冶屋のキートン。仕事仲間(ジョー・ロバーツ)は大男で荒くれ野郎。店の大型磁石のせいで荒くれ大男が保安官とトラブルになって逮捕。一人で仕事するキートンは客の馬を汚したり、ヘンな新商品を販売したり。そこへ釈放された大男が帰ってきて・・・。

②キャラ
乗馬のお嬢様(ヴァージニア・フォックス)はプライドが高い女。保安官はマヌケながらも職務執行。金持ち男は自慢の愛車がボロボロに。キートンの鍛冶屋を利用する客はみんなエラい目に遭うのだ。

2.感想
ヘンな鍛冶屋を描いた短編。なぜか店先にデカい磁石を置いている鍛冶屋。そのせいで何かとトラブル。また、まるで靴屋のように馬の蹄鉄を販売し、「客」である馬に商品の感想を尋ねる。アレコレやらかしながら最後はありえないハッピーエンド。見所は、磁石(保安官のバッジ、拳銃を取り上げる)、馬や車を油で汚すシーン、新型の鞍(くら)、車の修理&邪魔なガキ、逃走&ハネムーン。
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