「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:バスター・キートン特集⑪(『デブの自動車屋』『馬鹿息子』)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」キートンがどんくさい自動車屋&消防士に扮する話、資産家の息子が家を追い出される話。ドジな人たち、結果オーライに注目です。

『デブの自動車屋(1919年)

1.注目のシーン
自動車屋
ある自動車屋。ボス、ボスの娘(モリー・マローン)、デブ(ロスコー・アーバックル)、キートンの四人で経営。洗車したり、車を貸し出したり。「自動車屋」ではあるが消防署も兼ねており、緊急の時は直ぐさま出動。

②キャラ
ボスの娘に求婚するジムという男。花を彼女にプレゼントするが機械油で彼女をベトベトにしてしまい、嫌われる。怒りのジム。デブとキートンに仕返し。ところがドジこいて自動車屋で火事を起こしてしまう。

2.感想
キートン&アーバックルが笑いを取る短編。「経営が成り立っているのか?」と言いたくなるようなマヌケな自動車屋。客とのトラブル、そして火事。一体どうなる? 見所は、メチルアルコールを飲むキートン(マネすると死にます)、デブとキートンのケンカ(キートンのドジが原因)、ポンコツなレンタカー(煙を吐いて崩壊)、機械油でベトベト&ガソリンで洗濯(マネすると危険)、狂犬にケツを噛まれるキートン、マヌケな消火&救助活動。「キートン&アーバックル共演」ですが、アクションシーンでキートンが目立っているような気がする内容です。
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『馬鹿息子』1920年

1.注目のシーン
①資産家
「カネこそが全て」の世界で生きてきた「長老」ニック(ウィリアム・H・クレイン)。悩みはダメ息子のバーティ(キートン)。どこか抜けており、大事なことは任せられない。船の旅をすることになり、ビジネスの全権を義理の息子マーク・ターナー(アーヴィング・カミングス)に預けたが・・・。

②キャラ
バーティは何もわかっていないけど運がいい奴。バクチで大金を得たり、周囲のアドバイスをもらって大成功したり。しかし、父の里子アグネス(ビューラ・ブッカー)との結婚を父に認められず、失望。ニックは「やり手」だが、人を見る目がないところが。マーク・ターナーは卑怯者。マークの妻でバーティの姉は気の毒な人妻。マークに会いに来た若い女性は何者なのか?

2.感想
キートンの長編(70分)。キートンが「悩む男」を演じ、結果オーライで活躍してしまう内容。ストーリー展開にやや問題があり、内容も全般的に地味。盛り上がりを見せるのはラスト近くの証券取引のシーン。鉱山株を暴落させて儲けようと企む奴の仕掛けにより市場が混乱。大口の「売り」が出たことで売りが売りを呼ぶ展開。鉱山株はどうなる? 見所は、資産家のぜいたくな暮らし、駅でのスレ違い、バクチで大勝ち&警察の手入れ、父からの100万ドル、勝手に結婚、ヘンリエッタからの手紙、証券取引所での出来事、混乱後。
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