「鉄板映画:人気スター映画のブログ」犯罪に満ちた荒涼とした世界ながら科学は進歩している未来を描いた『ジャッジ・ドレッド』。どんな世界なのか、を紹介。

1.あらすじ
「第三ミレニアム」の時代。何があったかは不明だが、地球は有毒な砂漠化(本編より。どうやら「西暦2139年」が舞台で、その前に核戦争があったらしい)。唯一の町「メガシティ」は2000万人ほど収容できる町だが、6000万人がひしめきあって暮らしている。当然、犯罪・暴動が多発。普通の司法制度では対応できないため「ジャッジ制度」が成立。これは「ジャッジ」と呼ばれる法の執行官が警察・裁判・死刑執行を一人で行うもので、悪質な者はその場で処刑されてしまう。
2.未来の描写
①世界観
「未来を描いた映画」は概ね二種類。優れた道具で人類が快適に暮らす世界。もう一つはこの映画のような「絶望的な世界」。超人口過密なメガシティ。スペースを最大限に活用するため超高層ビルが林立。暴動が頻繁に発生し、当たり前のように人が殺される。しかし、プールで優雅に遊んだり、高級車を乗り回す裕福な連中も。町の外は砂漠。高い塀で町と砂漠が遮断され、まるで町全体が刑務所のよう。砂漠にもわずかに人間が住み、人を襲って暮らしている(凶暴なエンジェル一家)。
②ルール
評議会がジャッジを監督するシステム。長官ファーゴ(マックス・フォン・シドー)はジャッジのジョゼフ・ドレッド(シルヴェスター・スタローン)の良き理解者だが、評議会のメンバーにはジョゼフを快く思わない者も(内輪モメはいつの時代も存在)。刑務所はアスペンにあり、収監される者・服役を終えた者は飛行機で運ばれる。元ジャッジのリコ(アーマンド・アサンテ)は特に厳重に監視されている(脱走阻止のためシールドでバリアされ、自動銃を向けられている)。
③科学
ボロボロの世界の割には何かと高度化。車両は空を飛ぶことができる。ロボットが自動運転で食糧販売。50年前の戦闘ロボットも充分なほど高性能。遺伝子工学が進み、最新のクローン技術を使えば8時間で成人を製造できるという。しかし、「ヤヌス・プロジェクト」の失敗の教訓からクローン製造は「タブー」扱い。同プロジェクトは「古代ローマの神・ヤヌスは、物事の内と外を同時に見ることができたという。この物語は、ヤヌスにもう1つの心を覗かれてしまった少女の壮大なロマンである。もし、あなたに、もう1つ顔があったら・・・。」ではなく、「優秀なジャッジをクローン技術で増やそう」というものである。
④ジャッジの装備
実に重々しい格好。ゴツい装備(防弾ヘルメット&スーツ)、空飛ぶバイク(ローマスター)。使用する銃はローギバー2(別名:処刑銃)などで、使用する弾丸はかなり強烈(炸裂弾、貫通弾、閃光弾)。ローギバー2はDNAが登録されており、所有者以外の者が使用すると感電死する仕掛けになっている(ついウッカリ他人の銃を使ってしまったらどうなるか?)。ジャッジは死刑執行もできることから判断ミスは許されない。罪を犯したジャッジは「ロングウォーク(砂漠に追放刑」を科せられて死ぬことになっている。
3.コメント
なかなかハードな世界を描いたアクション作。スタローン演じるジャッジが暴動を鎮圧したり、ワナにハメられて敵キャラと戦うシーンが見せ場。それにしても酷い未来。そもそも核戦争後に人間が生きていられるワケがない。特に砂漠に住んでるエンジェル一家。コイツらは「肉」を食って生きているが、それだけでは栄養失調になって死んでしまうではないか。町で暴動を起こす連中、パンクな髪で町を練り歩く連中はどんな仕事をして食っているのか? 評議会は住民を押さえつけることしか頭に無い。そんな世界で「どうやって食糧を生産・供給しているのか」といった数々の疑問が最後まで残りましたが、これはアクション映画ですから(そんなツッコミは不要です)。ジョゼフ・ドレッドの戦いぶりを楽しむ映画。「もしも・・・自分がメガシティの住人だったら・・・」といった感じで鑑賞するのもまた面白いかも。
(予告編:YouTubeより)
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