「鉄板映画:人気スター映画のブログ」読み書きができない男が優しい女の助けを借りて学び直すドラマ映画。字が読めない苦労、シングルマザーの寂しさに注目です。
1.ストーリー
菓子工場に勤めるシングルマザーがバスでひったくりの被害に。彼女を助けたのは同じ工場で働くコック。それをキッカケに二人は互いのことを知るようになり・・・。
2.キャスト
ロバート・デ・ニーロ(読み書きできない男)
ジェーン・フォンダ(シングルマザー)
スージー・カーツ(妹)
ジェイミー・シェリダン(妹の夫)
マーサ・プリンプトン(娘)
3.注目のシーン
①主役1
菓子工場の厨房で働くスタンリー・コックス(ロバート・デ・ニーロ)。父レオネディス(フェオドール・シャリアピン)が食器の行商人だったことから子供の頃に転校を繰り返した過去。学業に集中しなかったため、大人になっても字の読み書きができない。就職、車の運転など文字が読めないとできないことはことごとく諦めてきた。
②主役2
菓子工場で働くアイリス・キング(ジェーン・フォンダ)。若い頃に結婚し、二人の子供。しかし、8ヶ月前に夫を病気で亡くして失意の日々。安い給料で娘と息子を養い、同居の妹夫婦の面倒も見ている。
③出会い
ひったくりに遭ってケガをしたアイリスを助けるスタンリー。その後、職場はもちろん、コインランドリーで会うなど妙に縁がある二人。読み書きができないスタンリーは思い詰めた末、アイリスに「字を教えて欲しい」と頼むが・・・。
④キャラ
スタンリーは孤独だが、頭はかなり良い男。アイリスは夫を亡くした悲しみに加えて様々なストレス。アイリスの妹夫婦は金欠。妹の夫(ジェイミー・シェリダン)は妻(スージー・カーツ)のカネを勝手に使ってビールを買ってくるような奴。アイリスの娘(マーサ・プリンプトン)は誰かの子を妊娠(学業の途中だというのに)。スタンリーの父レオネディスはスタンリーが失職したことによって老人ホームへ。菓子工場の監督は口うるさい奴。菓子工場の女工員たちは欲求不満。図書館員のオバチャンは声を出して本を読むスタンリーにキレる。

4.感想
人間模様を描いた作品。しかしながら、どこまでリアリティがあるのだろう? デ・ニーロ演じるスタンリーは読み書きができない男。認識能力に問題があって読み書きができないのではなく、単に学校でサボっていただけという。言葉を聞き取って話すことはできるし、機械工作ができる頭脳もある。そんな男が全く字が読めないなどというのはあり得るのだろうか? 他にも、夫を亡くして間もない女性に性的なアプローチをしたり、字の学習を始めたらアッという間に上達したり。ツッコミどころがいろいろありそうですが、主人公が努力・苦労する姿を見せたい映画なのではないかと。見所は、キャラクター(欠点、悩み、愚かさなどを持つ人たちが多数登場)、靴の修理店での出来事、解雇されるスタンリー、老人ホームでの会話、字のレッスン&町で標識を読む実験、アイリスの娘へのセリフ(「ここには未来はないのよ」)、図書館のシーン、チャンスを掴んだスタンリー、結末。話ができすぎている映画ですが、名シーンに注目です。
(YouTube)
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