「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:『眠狂四郎無頼剣』(1966年:市川雷蔵、天知茂、藤村志保、香川良介)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」シリーズ第八弾。石油の精製法をめぐる裏切りから江戸が燃える時代劇映画。おなじみ狂四郎の円月殺法、ニヒルな天知茂、美しい藤村志保に注目です。

1.ストーリー
油問屋で緊縛強盗事件。それにはウラが・・・。

2.キャスト
市川雷蔵(狂四郎)
天知茂(大阪の男)
藤村志保(旅芸人)
遠藤辰雄(用心棒)
香川良介(油問屋)

3.注目のシーン
①主役
眠狂四郎(市川雷蔵)。酒を飲む気ままな暮らし。髪結いで泥棒の小鉄(工藤堅太郎)から油問屋で起こった緊縛強盗事件の話を聞き、小鉄が問屋から盗んできた「酒」を調べて事件のウラを探ろうとする。

②因縁
油問屋の弥彦屋彦右衛門(香川良介)はなかなかの強欲。あの大塩平八郎の息子格之助は原油の精製をする研究をしていたが、弥彦屋は若い女旅芸人の勝美(藤村志保)をそそのかし。格之助の研究成果を盗ませ、横取り。そして格之助は「大塩平八郎の乱」を起こし、幕府によって処刑。格之助を慕っていた者たちから弥彦屋は強く恨まれている。

③キャラ
格之助を慕っていた大阪の男たち。リーダー格の愛染(天知茂)は剣の名人であり、南蛮の拳銃を所持。「全ての首謀者」と見なす老中の水野を狙う。弥彦屋は身を守るために用心棒集団を雇う。そのボスである日下部玄心(遠藤辰雄)は粗暴な男。狂四郎に戦いを挑み、愛染らとも対立。勝美は格之助を強く愛していたが、身分の違いを意識して身を引いた過去。そのため狂四郎と格之助がソックリであることに驚く。焼き物屋の一文字屋巳之吉は勝美と同郷であることを利用して格之助から研究成果を奪取。それを弥彦屋に提供し、弥彦屋の長女と結婚する計画。老中水野を守る武部仙十郎(永田靖)は狂四郎に力を借りたいが、その依頼に狂四郎はどう応えるか?   

4.感想
歴史上の出来事をからめた映画。原作者の柴田錬三郎は内容に不満だったとか。それはおそらく狂四郎が「妙によくしゃべり、子供らに優しすぎたり、ぺこぺこ謝罪するシーンがあったり」だったからと思われます。『木枯し紋次郎』は「あっしにはかかわりのないことでござんす」と言いながら、許せないことがあると思いっ切り関わってしまうのがパターン。狂四郎も紋次郎のように無関心・無関係なことはスルー。しかし、イザというときは戦う。どういう基準で「無視」「関与」を決めるのかは知りませんが、共に「絶対に許せん奴」には容赦しないようです。そういう意味ではこの『眠狂四郎無頼剣』は悪い作品ではなかった。キャラ的には藤村志保が色気が凄まじく、圧倒的。遠藤辰雄の濃い顔、山本一郎(「大阪の男」役の一人)の長い顔もインパクト。ニヒルな天知茂は時代劇では大概、主役級のポジション。見所は、弥彦屋の悪事(カネ持ちになったとしても恨まれていたら落ち着いて寝られません)、狂四郎と武部仙十郎の会話、布団から出られない勝美、落とし穴、水野を襲撃する愛染、「用心棒vs.大阪軍団」、屋根の上での死闘、江戸炎上。

(YouTube)

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