「鉄板映画:人気スター映画のブログ」シリーズ第十弾。ある藩の「お家騒動」で死んだ女のために狂四郎が旅をする時代劇映画。狂四郎の戦い、凄腕の男たち、女性キャラに注目です。
1.ストーリー
佐伯藩の藩主が病に倒れ、国家老と城代家老が権力争い。
2.キャスト
市川雷蔵(眠狂四郎)
伊藤雄之助(浪人)
田村高廣(浪人)
高田美和(姫)
安部徹(城代家老)
3.注目のシーン
①主役
おなじみ眠狂四郎(市川雷蔵)。旅の途中、侍が斬られるのを目撃。斬られた男は田所源次郎(五味龍太郎)といい、佐伯藩の密書を運ぶ役目。「田所の遺言を聞いた」と見なされた狂四郎は佐伯藩の争いに巻き込まれていく。
②佐伯藩
藩主が病に倒れる事態。余命幾ばくもない、ということで国家老の堀采女正(ほり うねめのしょう:小沢栄太郎)と城代家老の稲田外記(安部徹)が権力争い。それぞれが浪人者を助っ人として雇うことになり、堀は野々宮甚内(伊藤雄之助)、稲田は成瀬辰馬(田村高廣)。いずれも狂四郎と戦えるほどの腕の持ち主で、堀は成瀬とは深い因縁。藩主の娘である小夜姫(高田美和)は病気の父に会いに行こうとするが、妨害される。
③キャラ
狂四郎は佐伯藩のお家騒動には何の興味もないが、ある姉弟を死なせたことで苦悩。堀采女正と稲田外記は似た者同士。野々宮はケチの酒飲みで、成瀬は思い詰めた表情を見せる悲しい男。小夜姫は不毛な争いの間で苦痛を覚える。居酒屋の女将、お園(水谷良重)は狂四郎にホレてしまう。他、近藤宏、草薙幸二郎、渚まゆみが佐伯藩に仕える役どころで出演。

4.感想
今回も狂四郎の悲しい戦いがメイン。いつも圧倒的な強さを見せる狂四郎。今作では野々宮甚内と成瀬辰馬という凄腕のキャラが登場。狂四郎とどのように関わるのか? それにしても実に愚かな国家老と城代家老。用心棒を雇って殺し合い。そんなことをしても虚しいだけのような気がしますが、ライバルというものは争いだすと自分でも止められないらしい(勝つのはどちらか?)。女性キャラも魅力。お姫様役の高田美和はカワイイ系。お園は色気。しかし、何と言ってもインパクトなのが「盲目の女」(しめぎしがこ)。バアさんが営業している宿の女で、身体を提供する役どころ。狂四郎とのやりとりに注目されたい。見所は、あまりにも出番が短い五味龍太郎(しかし、重要な役でござった)、狂四郎のミステイク、バアさんの宿(宿泊料がエラい高いが、女と酒が出る)、色仕掛けの数々(夫を亡くした女、縛られた女、ほか)、居酒屋での出来事(狂四郎、野々宮、成瀬の関わり。野々宮が挑戦者と戦うシーンも)、「虚無僧軍団vs.狂四郎」、野々宮の仕事(抗争に決着)、毒蛇、「野々宮vs.狂四郎」(野々宮の安い刀に注目されたい)、成瀬の過去と恨み、雪の中の決闘。
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