「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

ネタバレ無しで名作映画を紹介。Amazon公式サイトでショッピングも楽しめます。

鉄板映画:『眠狂四郎人肌蜘蛛』(1968年:市川雷蔵、緑魔子、川津祐介)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」シリーズ第十一弾。江戸を追放された双子が地方で悪の限りを尽くす時代劇映画。狂四郎の戦い、悪役のイカれっぷりに注目です。

1.ストーリー
将軍・家斉の子である双子の兄妹がローカルな村で残忍な遊びを楽しむが・・・。

2.キャスト
市川雷蔵(眠狂四郎)
緑魔子(イカれ兄妹の妹)
川津祐介(イカれ兄妹の兄)
寺田農(村の青年)
渡辺文雄(公儀目付役)

3.注目のシーン
①主役
母の墓参りのため甲府にやってきた眠狂四郎(市川雷蔵)。しかし、そこには「鬼館」と呼ばれる恐ろしい屋敷があり、そこへ行って生きて帰った者はいないという。

②鬼館
切腹して死んだはずの土門家武(川津祐介)が双子の妹である紫(緑魔子)と住む鬼館。この双子は将軍・家斉の子であるが、家武は毒を用いて邪悪な行為を行った過去。表向きは死んだことにして江戸から追放された双子は屋敷で残酷な遊びを楽しむ。

③キャラ
家武は毒の専門家で、紫を愛す(近親相姦のような想い)。紫は頭痛に苦しむと残忍になる厄介な性質。双子の家来、田付十郎次(五味龍太郎)、曽根門之助(伊達三郎)は双子に忠実。紫の用心棒である蜘珠手(松枝錦治)はやたら大声を出し、バカ力で棍棒を振り回す危ない奴。双子の乳母である楓(岸輝子)は双子の残虐行為に手を貸す邪悪な奴。公儀目付役の都田一閑(渡辺文雄)は双子を始末する命を受けて甲府へ。老人の七蔵(寺島雄作)は狂四郎の先祖の墓を守ってきたが、狂四郎と同じように「転びバテレン」の子である薬師寺兵吾(寺田農)を我が子のように育ててきた。兵吾は狂四郎のようになりたいと願い、鬼館からの使い(双子が虐待するための若者を集める係)に対抗する勇ましさ。

4.感想
シリーズ第七弾『眠狂四郎多情剣』と似た内容。将軍・家斉は在位期間が長く、多くの子。そのため「中にはイカれた子もいたに違いない」といった感じで制作されたのが『眠狂四郎人肌蜘蛛』。「将軍の子」ということで家来に守られてやりたい放題の家武と紫。遊びで人を殺したりする。そんなイカれ兄妹が狂四郎および兵吾に手を出し、追い込まれる。どんな結末になるか? 見所は、兄妹の残忍さ、双子の家来を斬りまくる狂四郎、墓地で狂四郎を誘う女(その正体と目的は?)、毒矢で大ピンチ、居酒屋の女将(ワケありなキャラ:三条魔子)、「死体の家」での狂四郎と紫、蜘珠手に制裁、最初から最後までバカな楓、双子の末路。狂四郎の戦いを鑑賞する映画。しかしながら、ストーリー的に少し違和感がある内容。狂四郎の母は狂四郎を産んですぐに自害したため、狂四郎は「母の顔も知らん」はず。しかし、この作品では「15歳の時に遺言に従って母を弔った」という説明。あまり気にする必要はないと思いますが、「キャラ設定」という点で問題アリなのではないかと。
-------------
Amazonショッピングサイトのリンク