「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

ネタバレ無しで名作映画を紹介。Amazon公式サイトでショッピングも楽しめます。

鉄板映画:『旅は気まぐれ風まかせ』(1958年:市川雷蔵、根上淳、浦路洋子)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」二人の若いやくざが地方の町で貧乏一家の世話になるコメディタッチな時代劇映画。若い二人の正体、戦い、楽しい会話に注目です。

1.ストーリー
茶店で出会った二人の若いやくざが地方のあちこちで草鞋を脱ぐが・・・。

2.キャスト
市川雷蔵(若いやくざ)
根上淳(若いやくざ)
浦路洋子(親分の娘)
三田登喜子(飯屋の女)
羅門光三郎(新興やくざの親分)

3.注目のシーン
①主役
清水次郎長がいた時代。妙な若者、源太(市川雷蔵)。「やくざ志願」で、兄貴分になってくれる人を探している。茶店で出会った三次(根上淳)という年が二つ上の男に声を掛け、二人は兄弟分に。田舎のあちこちを転々とする二人。親分衆から「一宿一飯」にあずかる。メシを食わせてもらってカネまでもらえるが、出入りのケンカの時は命を懸けて世話になった親分のために戦わなければならない。そういった「しきたり」をよく知っている三次。しかし、源太は何もわかっていないような雰囲気。

②貧乏一家
「仏の仁兵衛」(葛木香一)と呼ばれるローカルやくざの一家。仁兵衛が身体を壊し、娘のお絹(浦路洋子)が組の用事を代行。組の若い者は米や豆腐を売って稼いだり、仁兵衛に見切りを付けて出ていったり。そんな仁兵衛一家に草鞋を脱いだ三次&源太。豆腐ばかりの食事に源太はウンザリするが、男気がある三次は仁兵衛一家の家事手伝いを申し出る。

③悪役
仁兵衛一家に代わって台頭してきたバクチ打ちの仙右衛門(羅門光三郎)。大勢の子分に加え、腕の立つ客人。仁兵衛一家を一気に叩きつぶそうとタイミングを狙っているが、賭場で源太にコケにされて怒りは頂点に。

4.感想
モノクロ映画。市川雷蔵と根上淳が漫才のような掛け合いを見せる楽しい内容。「やくざ映画」にありがちなパターン。劣勢な一家と悪の一家。主人公が劣勢な一家を助けて観客は大満足、というもの。源太は「手品が得意で、やくざ志願」という妙な奴。「ケンカは苦手」と言いながら、腕が立つような雰囲気を見せる。三次はそんなヘンな源太を面白がって弟分にするなど、ちょっと変わり者。そんな二人の正体、旅、戦いが見せ場。女性キャラは「お絹」役の浦路洋子、「お粂(微妙な立場。仁兵衛一家の兄(伊達三郎)が一家を裏切って仙右衛門のところに出入りしている)」役の三田登喜子が魅力的。こういう映画は「悪の親分」が重要なポジション。「眼帯の仙右衛門」を演じる羅門光三郎はなかなかの貫禄。仙右衛門一家に付く悪役たちにも注目されたい。見所は、オープニング&エンディング曲「旅は気まぐれ」(歌:三船浩「笠が並んだ~三度笠♪」)、茶店でのやりとり、豪華なもてなし&突然の出入り(大いに焦る三次&源太)、お絹にドツかれる源太、仙右衛門が主催する賭場での出来事(勝ち逃げが許されないのが賭場。勝った奴は帰り道で襲撃されることになっている)、一人で仙右衛門一家に乗り込む源太、果たし状、大勢の敵と決着戦。おだてに弱く、お調子者の「源太」をコミカルに演じる市川雷蔵に大いに注目です。
-------------
Amazonショッピングサイトのリンク