「鉄板映画：人気スター映画のブログ」アメリカの3人の青年がベトナム戦争で過酷な経験をする『ディア・ハンター』、実在のプロボクサーの伝記を映画化した『レイジング・ブル』を紹介します。
『ディア・ハンター』（The Deer Hunter)
１．ストーリー
アメリカの3人の青年がベトナム戦争に徴兵されて・・・。
（1978年公開）
２．キャスト
ロバート・デ・ニーロ（青年）
クリストファー・ウォーケン（青年）
ジョン・サヴェージ（青年）
メリル・ストリープ（女）
３．注目のシーン
①主役
ペンシルベニア州クレアトンの製鉄所で働くマイケル（ロバート・デ・ニーロ）、ニック（クリストファー・ウォーケン）、スティーブン（ジョン・サヴェージ）。スティーブンが結婚。ニックは町の女性リンダ（メリル・ストリープ）と親しい関係に。そんな状況でベトナム戦争に従軍。
②苦難
ベトナム行きの前、不機嫌な軍曹とモメるマイケル。ベトナムの過酷さを知らないマイケルは「愛国心」にあふれている。そしてマイケル、ニック、スティーブンはベトナムで地獄を経験し、帰国後も苦痛が続く。
４．感想
ベトナム戦争がもたらした悲惨な出来事を描いた作品。同じ町で育った仲間が戦争によって引き裂かれていく。戦場から生きて帰った者、感覚が麻痺してうつろな表情になった者。戦争には行っていない者。彼らの違いに注目の悲しい映画。鑑賞するには覚悟が必要です。
（作品情報：各種資料より）
・役作りのため、クリストファー・ウォーケンは食事制限をした
・デ・ニーロに認められてメリル・ストリープの出演が決定した
・ロイ・シャイダーも出演予定だった
・ベトナム市街地、収容キャンプのシーンはタイで撮影された
（予告編：YouTubeより）
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『レイジング・ブル』（Raging Bull)
１．ストーリー
実在のプロボクサーの伝記。
（1980年公開）
２．キャスト
ロバート・デ・ニーロ（プロボクサー）
キャシー・モリアーティ（妻）
ジョー・ペシ（弟）
３．注目のシーン
①主役
実在の人物を赤裸々に描いた映画。1940年代。ミドル級プロボクサー、ジェイク・ラモッタ（ロバート・デ・ニーロ）。マネージャーは弟ジョーイ（ジョー・ペシ）。リングに立つジェイクだが、プライベートでは妻とは不和で、若い女ビッキー（キャシー・モリアーティ）とデートする。
②暗雲
シュガー・レイ・ロビンソン（伝説の名選手）との試合に勝利するなど、選手として素晴らしいジェイク。しかし、そんなジェイクを食い物にしようとする犯罪組織のトミー。八百長を強要されたジェイクは出場停止。引退後もクラブ経営でミスをして刑務所へ。何かとトラブルが多い。
４．感想
テレビがモノクロだった時代のボクサー、ジェイク・ラモッタ。そのためモノクロ映像で表現されています。波瀾万丈の半生を描いた内容。ボクサーとしては本物。しかし、当時はボクシング界に犯罪組織が食い込んでいた時代。八百長疑惑。引退後も不運なミス。何かと起こるのは「時代」に加えて、「彼の性格」（気が短い。ドアをぶち破るシーン、妻とケンカするシーンほか）が原因か？ ジェイク・ラモッタという男、人間関係（特にジェイクとジョーイの関係）、ボクシングのシーン（Ｌ・ヘビー級で世界王者になったエディ・ムスタファ・ムハマドが登場）に注目です。
（作品情報：各種資料より）
・役作りのため、デ・ニーロは鍛えた肉体と肥満体の両方を作った
（予告編：YouTubeより）
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