「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:バスター・キートン特集⑥(『白人酋長』『警官騒動』)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」キートンがインディアンに認められて酋長になる話、大勢の警官に追いかけ回される話。部族の描写、迫力のシーンに注目です。

『白人酋長』(1922年)

1.注目のシーン
①インディアン
平和に暮らすインディアンのある部族。しかし、その土地と石油を狙う「グレートウェスタン石油」が汚い手を使ってインディアンの土地の権利を奪取。怒りの酋長(ジョー・ロバーツ)。「白人を殺せ」の掛け声を上げる。そこへのこのこやってきたキートン。珍しい蝶を追って、インディアンの土地に侵入してしまった。

②キャラ
キートンは慌て者だが機転が効く男で、度胸もある。酋長はやや大ボケで、どんくさい(落馬したりする)。酋長の娘(ヴァージニア・フォックス)はキートンが気に入った様子。

2.感想
キートンが「火あぶりの刑で死ななかった奇跡」により酋長になってしまう話。インディアン役で「キートン映画」でおなじみの白人ジョー・ロバーツ&ヴァージニア・フォックス。狡い白人がインディアンから強引に土地を奪おうとする。その結果は? 見所は、イラ立つインディアンに囲まれるキートン、インディアンの踊り、追われるキートン(布でパラシュート、ほか)、燃えない服、「酋長」として石油会社のオフィスに乗り込むキートン、他の部族の襲撃。
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『警官騒動』(1922年)

1.注目のシーン
①青年
市長のお嬢さん(ヴァージニア・フォックス)に求愛するキートン。しかし、高飛車なお嬢さんは「アナタが大物実業家になれば結婚するわ」。その後、町でキートンは財布を拾い、持ち主(ジョー・ロバーツ)とトラブル。盗んだカネで詐欺師から他人の家具を買って馬車で運ぶが、警官のパレードに巻き込まれ・・・。

②キャラ
キートンは悪役。人のカネを盗ってトラブル。最後は自業自得。キートンと財布でモメる被害者の男は警察の「エラいさん」らしい。市長のお嬢さんは上昇志向。詐欺師は悪知恵が働く奴(手口に注目)。爆弾テロ犯は警察に恨み。ただ、大した爆弾ではなかった。

2.感想
ツッコミどころがある内容。お嬢さんが高飛車なばっかりにキートンが犯罪者になってしまう。財布でトラブルになるシーン、馬車で家具を運ぶシーン(ボクシンググローブをウインカー代わりに使用)、警察パレードでの騒動が見せ場。気になったのが「警官の扱い」。キートンチャップリンの短編コメディに出てくる警官は大概、エラい目に遭う。取り敢えず蹴飛ばしておこう、みたいなノリで蹴られたりする。この時代の警官は相当嫌われていたようです。ナメた態度を取って大勢の警官に追われるキートン。その結末は?
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鉄板映画:バスター・キートン特集⑤(『即席百人芸』『船出(漂流)』)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」キートンが劇場のどんくさいスタッフを演じる話、家族で危険な船の旅をする話。舞台でのドタバタ、ツッコミどころに注目です。

『即席百人芸』1921年

1.注目のシーン
①劇場
劇場で雑用係の仕事をするキートン。自分が主演する夢を見たり、舞台でドジ踏んだり。

②キャラ
舞台裏でセッティングの仕事をする現場監督(ジョー・ロバーツ)はゴツい身体でキートンを追い回す役どころ。キートンと仲良くなる舞台女優の美女役でおなじみヴァージニア・フォックス。

2.感想
舞台裏を描いた内容。大忙しのキートンがイチイチやらかすのが見せ場。美女と仲良くなるのも毎度おなじみのパターン。見所は、楽しい夢(楽団、漫才、お客の全てをキートンが演じる)、双子の美女(片方と仲がいいキートン。違う方にキスしてビンタを食う)、猿・兵隊役で舞台出演、現場監督とつまらんトラブル、美女のマジックショー&ハンマー。キートンが猿になるシーンが個性的な短編です。
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『船出(漂流)』1921年

1.注目のシーン
①一家
夫婦と二人の息子の一家。夫キートンはワザとらしいぐらいどんくさい男。家族で船の旅をする計画だが・・・。

②キャラ
妻を演じるシビル・シーリーはキートン短編ではおなじみ。ドジ夫と一緒に船の旅。あまりにも危険なような気がするが、行動を共に。息子は父の顔を踏んだりする行儀の良くないところがある。無線で「SOS」を受信する救助隊員は一家の船の名を聞いて憤慨。

2.感想
ツッコミどころ満載の短編。どんくさいキートンが船の旅をするということ自体が危なっかしく、波乱を予感させる内容。なぜか家の中に船があり、外に出すのに苦労。出航の時も車を海に落としたり、桟橋を壊したり(ホームラン級のドジ)。海に出たら当然のように暴風雨。釘を打ち込んで船に穴を開けて浸水。ボートで脱出。沈むボート。万事休す。ドジ男が畳み掛けるようにやらかすシーンが見せ場。ドジ夫のせいでピンチになる妻子が気の毒な内容です。
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鉄板映画:バスター・キートン特集④(『ハイ・サイン』『強盗騒動(悪太郎)』)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」キートンが「トンチキ団」に加入する話、指名手配犯になってしまう話。美女を助けるパターン、追い掛けられる定番に注目です。

『ハイ・サイン』1921年

1.注目のシーン
①ガンマン
ある町へやってきたキートン。新聞広告に「ガンマン」の求人。警官から拳銃を失敬して射的場の店員になったが・・・。

②キャラ
キートン演じる風来坊。警官から銃を盗んで代わりにバナナを警官のホルスターに差し込む面白い奴。しかし、銃の腕は驚異的なほど下手。秘密結社「トンチキ団」は個性的。メンバー同士の秘密の挨拶方法があったり、仲間同士の団結が固かったり。そんな集団に狙われるニッケルナーサーという男と娘(バーティン・バーケット)。「ガンマン」のキートンに用心棒役を依頼する。

2.感想
ド下手なガンマンが父娘を助けるために奮闘する話。キートンがおなじみ「マジメじゃないけど悪党ではない」キャラを好演。見所は、デカい新聞、射撃練習(他人のケツに命中)、「トンチキ団」の挨拶方法(影絵の「ハト」みたいな)、射的場強盗、バナナ警官、「トンチキ団」との対決。
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『強盗騒動(悪太郎)』1921年

1.注目のシーン
①失業者
懐が寂しいキートン。パンの無料配布の行列に並ぶがドジ踏んで、もらえず。そんなどんくさ男が殺人犯と間違えられて周囲の人々に恐れられたり、追い掛けられたり・・・。

②キャラ
殺人犯ダンは悪知恵が働く男。刑務所での写真撮影時、偶然通りがかったキートンを利用。うまいこと逃亡し、キートンに罪をなすりつける。「脱獄囚」として追われることになったキートンは「町で張り倒した男が死んだから追われるのだ」と誤解し、覚悟を決める。そんなキートンを追う刑事(ジョー・ロバーツ)はしつこい奴。キートンが町で出会った美女(ヴァージニア・フォックス)は「助けられたお礼」としてキートンを家に招待。

2.感想
勘違いで追いかけ回されるパターン。キートンが何かとドジな男を演じる。ドジ&笑い、最後はハッピーエンド。見所は、パンの行列、蹄鉄にツバつけて後ろに投げる、警官の追跡、知能犯ダン(脱走後、どうなったのだろう?)、指名手配の看板に着けヒゲ、追い掛けられるキートン(病院、除幕式場、美女の家、エレベーター&階段)、オチ。それにしても気になるのが「警官」。チャップリンの短編でもそうですが、警官が蹴られたり、モノをぶつけられるシーンがよくある。この時代の警官は相当嫌われていたのだろうか?
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鉄板映画:バスター・キートン特集③(『化物屋敷』『ハード・ラック』)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」キートンがどんくさい銀行員を演じる怪談な話、絶望した男が狩りを志願して人生が変わる話。ダークな演出に注目です。

『化物屋敷』1921年

1.注目のシーン
①銀行
ウォール街のある銀行。マヌケな行員キートン。接着剤で紙幣をベトベトにして一騒動。そんなとき邪悪な支配人と組んでいるニセ札団が銀行強盗。ところがキートンが誤解から追われるハメに。一方、「ファウスト」が演じられている劇場では団員の不手際で観客が怒り。客に追い掛けられる団員とキートンがニセ札団の隠れ家に逃げ込む・・・。

②キャラ
銀行の頭取はちっこいオジサンで、娘は美人。支配人はキートン短編でおなじみの悪役ジョー・ロバーツ(デカくて、目が怖い男)。劇団の連中はどんくさい。ニセ札団はあの手この手のトリックで隠れ家に来たキートンをビビらせようとする。

2.感想
『化物屋敷』というタイトル。しかし、本当にお化けが出る屋敷ではなく、インチキ。隠れ家に人を近づかせないように支配人&ニセ札団が怪奇話をでっち上げているにすぎない。最初は「化物」を怖がるキートンだが、そんな子供だましのトリックにいつまでも引っかかるワケがない。どんな結末に? 見所は、接着剤で混乱、大ドジな「ファウスト」舞台、屋敷でのドタバタ(バラバラ人間が生き返る、など)、天国の階段&地獄への滑り台。
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『ハード・ラック』1921年

1.注目のシーン
①ツキの無い男?
仕事をクビになったうえに失恋したキートン。自殺を試みるが失敗。アルマジロを求める動物園の依頼で狩りをすることに。キツネ狩りのグループの一人で乗馬の美女(ヴァージニア・フォックス)にホレるが、彼女らが悪党ルーク(ジョー・ロバーツ)の一味に襲われピンチに・・・。

②キャラ
またしてもジョー・ロバーツが悪役(ほぼレギュラー)。ドジな警官隊もおなじみ。

2.感想
「幻の映画」。フィルムが発見されて日の目を見た。しかし、ラストの三分間は画質の劣化が激しいため写真で補っている、とのこと(DVDの説明より)。内容はキートンが絶望したり、新しい恋をしたり。暗いストーリーですが、結局はいつものようにギャグ&アクション。見所は、自殺を何度も失敗、警官に追われるシーン、ハンティング&釣り、動物(牛、クマ)にビビる、ルーク一味と対決(散弾銃の弾が破裂する迫力のシーン)、求婚、プールで飛び込み&その結果。「何があっても絶望するな」というキートンのメッセージが感じられる短編です。
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鉄板映画:バスター・キートン特集②(『案山子』『隣同士』)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」キートンがキュートな女性と駆け落ちする話、仲が悪い隣人関係に悩む話。愉快なアイデア、体を張ったアクションに注目です。

『案山子』(1920年

1.注目のシーン
①二人の男と一人の女
小さい家でルームメイト(ジョー・ロバーツ)と一緒に生活するキートン。農場の娘(シビル・シーリー)を愛するが、ルームメイトもまた彼女にホレている。彼女の父としては二人とも「お断り」といったところ。下手なプロポーズをしたキートン。彼女と一緒に駆け落ちするが・・・。

②キャラ
キートンが演じるキャラはいつも同じ。すばしっこくてタフだが、どんくさい。ルームメイトはデカい身体で、エラそう(よくいるタイプ。身体が大きい奴はマウントを取りがち)。農場の娘はカワイイ人。牧師は川でずぶ濡れになりながらも職務執行。

2.感想
大きな見せ場が二つ。一つはキートンとルームメイトが住む家。小さいため、何かとコンパクト。ガスコンロはいちいちコインを投入して使用するタイプ、食事のときはひもでぶらさげた調味料をかけながら食べ、浴槽はソファ、ベッドはピアノに変身。もう一つは「追い掛け合い」。キートンが犬に追いかけ回された後は、彼女と駆け落ちするため案山子に化けたり、カーチェイスをやったり。楽しいアイデアが詰まった短編です。
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『隣同士』1920年

1.注目のシーン
①不仲
ある両家。引かれ合うカップル(バスター・キートンバージニア・フォックス)。しかし、親同士の仲がよろしくない。「浮気疑惑」騒動でさらに険悪に。ついに裁判所が仲介。結婚が決まったが、スンナリとはいかない・・・。

②キャラ
キートンの父役は実の親であるジョー・キートン。フォックスの父役は悪役キャラが似合うジョー・ロバーツ(デカくて、目が怖い男)。二人が互いに争うことによって若いカップルは苦労。「マヌケな警官」キャラもサイレントコメディ映画ではおなじみ。

2.感想
映画では毎度おなじみのテーマ「引き裂かれるカップル」。交際を反対されるカップルが、何とか互いに会おうとしてドタバタに。どんな結果になるか? 見所は、マヌケな「浮気騒動」、キートンが女性宅に向かうスタント、黒人と間違えられて連行、「ハエ叩き」(嫌な奴を撃退する仕掛け)、裁判のシーン、オチ。
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鉄板映画:バスター・キートン特集①(『文化生活一週間』『ゴルフ狂』)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」キートンが組立式の家で苦労する話、死刑囚と間違えられる話。畳み掛けるギャグ、体を張ったアクションに注目です。

『文化生活一週間』1920年

1.注目のシーン
①新婚さん
熱々の新婚さん(バスター・キートン&シビル・シーリー)。ライスシャワーを浴びた後は車で新居へ。伯父さんからのプレゼントは「組立式の家」。説明書を読みながらド下手な大工作業をする花婿だが、ハンディ・ハンクという意地の悪い男が建設資材にイタズラ。そのせいで「曲がった家」が出来てしまった。

②キャラ
花婿は体を張るタイプで、知恵が少し足りない。妻はそんな夫を笑って許す(優しい)。ハンディ・ハンクは女にフラれてイライラしており、他人の幸せが許せない様子。他に、ピアノの配達人(力持ち)、新婚さんの引っ越しパーティにやってきた客ら。

2.感想
楽しい短編。慣れない日曜大工で完成させた家。雨漏りしたり、二階の床がゆるゆるだったり。そして最後に大クラッシュ。キートン自ら二階から落下したりする危険なスタントをやった映画。当然、ケガ。今では保険の関係から「スターは危険なことはやらない」のが常識ですが、昔は自分でやったものです。キートンチャップリンが今でも尊敬されるのはそういうところでしょう。見所は、危なっかしい大工作業、はしごでアクション(ジャッキー・チェンの元祖)、ピアノで一苦労、引っ越し祝いパーティ、雨漏り&風で家が回転、家ごと移動、ラストのオチ。短編ですが、中身が濃い映画です。
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『ゴルフ狂』1920年

1.注目のシーン
①ゴルフ男
ヘボゴルファーのキートンバスター・キートン)。ボールを池ポチャしたり、ボールを犬に盗られたり。そして、ボールが頭に当たって失神。そんな時、囚人が脱走。気絶しているキートンと服を取り替え。目が覚めたキートンは看守に追い掛けられ、牢屋に入ってしまう。

②キャラ
キートンが片思いする女性は刑務所長の娘。脱走した囚人は死刑囚、ということで囚人と間違えられたキートンは処刑のピンチ。黒人のキャディはキートンのド下手なゴルフにあきれ顔。刑務所で暴動起こす荒くれ男は凄い顔して看守たちを倒しまくる。看守は刑務所の規模の割には大人数(結構どんくさい連中)。「ヘビー級絞首刑チャンピオン」なる死刑執行人もいる。

2.感想
ゴルフを楽しむキートンが死刑囚になってしまう話。顔を見れば死刑囚ではない別人であることがすぐにわかると思いますが、マヌケな看守たちは全然気付かない。そんな状況で暴動発生。囚人のリーダー格の男をキートンは倒すことができるかどうか? 見所は、キートンのどんくさゴルフ、マヌケすぎる看守軍団、処刑のピンチ、暴動。キートンの大活躍に注目の短編です。
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鉄板映画:『テキサスSWAT』(1983年)「主な出演者」と「注目ポイント」

(あらすじ)テキサス警備隊隊員が武器密売グループに娘をさらわれ、仲間と共にメキシコ入り。

1.ジム・マックエードチャック・ノリス
テキサス警備隊隊員。武器は銃、カラテ、度胸、特別仕様のパトカー(いつも泥だらけ。泥でカモフラージュしている)。馬泥棒と撃ち合ったり、武器密売グループと派手に戦闘を繰り広げたり。冷蔵庫はもちろん、車にもビールをストックしている。離婚歴があり、元妻モリーシャロン・ファレル)は仕事で町を出る予定。
(カラテで全米王者に。その後、ブルース・リー『ドラゴンへの道』(1972年)で映画の道へ。『テキサスSWAT』(1983年)、『野獣捜査線』(1985年)、『地獄のヒーロー』シリーズでアクションスターに。TVシリーズ『炎のテキサス・レンジャー』で「アメリカのヒーロー」となった。彼の凄さを大袈裟に表現した「チャック・ノリス・ファクト」も有名)

2.ラモス(ロバート・ベルトラン)
テキサスの保安官事務所に勤務する若手。マックエードに危ないところを助けられた縁でマックエードのサポート役に。心からマックエードの強さを尊敬し、武器密売グループとの戦いに自ら志願。
(メキシコ系アメリカ人。映画、TVドラマ『スタートレック:ヴォイジャー』でおなじみ)

3.ジャクソン(レオン・アイザックケネディ
FBI捜査官。武器密売グループによる武器強奪事件を捜査。FBIでは「浮いた存在」らしく、マックエードと共に戦う。
オハイオ州クリーブランド出身。映画プロデューサーであり、脚本家。ディスクジョッキーもやるそうだ)

4.ダコタ(L・Q・ジョーンズ)
マックエードの友人であり、良き理解者。テキサス警備隊で38年も務め、2000人以上を逮捕した伝説の男。武器密売グループと関係がある男を見張るが・・・。
(西部劇で有名。『ワイルドバンチ』(1969年)ほか)

5.サリー(ダナ・キンメル)
マックエードの美しい娘。武器密売グループによる武器強奪事件を目撃したこと、マックエードの娘であることから悪党に誘拐されてしまう。
アメリカ美人。『13日の金曜日 PART3』(1982年)が特に有名)

6.ローリー・ウィルクスデヴィッド・キャラダイン
武器密売グループのリーダーで、カンフー使い。非常に邪悪な男で、狡猾。テキサスの砂漠に秘密基地を作って暗躍。
(独特の風貌。『燃えよ!カンフー』でスターに。『キル・ビル』シリーズほか)

7.ローラバーバラ・カレラ
ウィルクスの友人。カネ持ちと結婚したが、まもなく未亡人になった過去。何やらワケありな女だが、マックエードに引かれていく。
ニカラグア出身で、非常に色気がある。ショーン・コネリージェームズ・ボンド映画『ネバーセイ・ネバーアゲイン』(1983年)では「スペクター」のメンバーを演じた)

8.タカ(ダニエル・フリッシュマン)
車椅子に乗った小男。「タカ(鷹)」と呼ばれるメキシコマフィアで、武器商人。ウィルクスと組んでいるが、武器強奪事件&サリー誘拐事件との関わりは?
(情報が少ない。『スター・ウォーズ/ ジェダイの復讐』(1983年)に出ているらしいが)

9.スノーウィリアム・サンダーソン
何でもアリの犯罪者。ウィルクスと関わり。近眼でメガネを掛けており、ケント・デリカットのようなデカい目に。
(映画、TVドラマに出演多数。『ブレードランナー』(1982年)ほか)

10.タイラー(R・G・アームストロング)
マックエードの上司。マスコミなど世間の評判を気にする男。マックエードの仕事ぶり、汚い服装にウンザリ。「テキサス警備隊隊長」であるが、この男が事件解決に役に立つことはなかった。
(西部劇、アクションなどの映画、TVドラマに出演多数。『砂漠の流れ者/ケーブル・ホーグのバラード』(1970年)ほか)

注目ポイント
馬泥棒と対決、キュートなダナ・キンメル、マックエードとウィルクスの初対面、ウィルクスの手下をしばくマックエード、レムシング大佐(軍のトラックが奪われた事件の捜査を担当しているようだが、活躍するシーンは全くなかった)、スノーを追跡(爆発シーンも)、砂漠で危機一髪(バカなFBI捜査官バーンサイド。軽はずみな行動でマックエードを大ピンチに追い込む)、メキシコの武器庫(タカの所有)での戦闘。

(予告編:YouTubeより)

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