鉄板映画：『ジョニー・イングリッシュ』（2003年：ローワン・アトキンソン、ジョン・マルコヴィッチ）

「鉄板映画：人気スター映画のブログ」英国のスパイが何かとやらかしながら英国の王位を狙う男の陰謀を阻止しようとするコメディ映画。ローワン演じる「カッコつけドジスパイ」に注目です。

１．ストーリー
下級スパイが英国の王座を奪おうとする男とドジりながら対決する。

２．キャスト
ローワン・アトキンソン（下級スパイ）
ベン・ミラー（相棒）
ナタリー・インブルーリア（謎の女）
ジョン・マルコヴィッチ（野心家）

３．注目のシーン
①主役
英国スパイ組織のスタッフ、ジョニー・イングリッシュ（ローワン・アトキンソン）。何かとドジなジョニーのせいで英国の優秀なスパイたちが全滅。（人手不足のため？）エージェントに昇格し、重要な任務に就くことに。

②悪役
英国の王位を狙うフランス人パスカル・ソヴァージュ（ジョン・マルコヴィッチ）。王室の宝玉を盗み出し、戴冠式で王位に就こうとする。

③キャラ
どんくさいジョニーをサポートする部下のボフ（ベン・ミラー）。宝玉の展示会に現れた謎の女ローナ（ナタリー・インブルーリア）。

④笑い
ローワン・アトキンソンの個人芸が楽しい「ドジ系」コメディ。何かとドジるクセに部下のボフにエラそうにするジョニー（「一流スパイ」に憧れるジョニーはエージェントに昇格してすっかり「ジェームズ・ボンド気取り」になってしまっている）。おもしろシーンとしては、壊滅的打撃を受ける英国スパイ組織（誰のせい？）、宝玉の警備、霊柩車を追跡（車からミサイル発射）、墓地での大ボケ、回転寿司とネクタイ（ローワン・アトキンソンはネクタイを使うギャグが好きみたい。『Mr.ビーンカンヌで大迷惑?!』では自販機にネクタイを挟まれてましたね）、スカイダイビング＆ドジ、戴冠式（大司教の鼻＆ケ○にも注目）、がオススメ。

４．感想
おなじみ「もしも」のコーナー「もしも・・・こんなドジなスパイがいたら・・・」ってな感じの映画。『ミスター・ビーン』で有名なローワン・アトキンソンが英国スパイ組織に所属する「ジョニー・イングリッシュ」を演じるコメディ。何かとドジなジョニー。英国の優秀なスパイたちを全滅させてしまう。（なぜか）エージェントとして重要な任務に就くことになったジョニーは部下のボフと一緒に盗まれた宝玉を捜査し、王位を狙うフランス人パスカル・ソヴァージュの陰謀を阻止しようとする・・・。英国の映画らしく「女王」「スパイ」「城」が出てくる映画。ストーリーよりも「ジョニーのドジっぷり」を楽しむ内容。謎の女「ローナ」を演じるナタリー・インブルーリアはスレンダーな美人さん。冷静さを装うけどついにキレてしまうソヴァージュ役のジョン・マルコヴィッチはなかなかの怪演。ジョニーに体型をバカにされたり、酒をぶっかけられたりする外務大臣にも注目。DVDにはメイキング、クイズに答えて全問正解だと観ることができる未公開シーンもあります。ショーン・コネリー『ネバーセイ・ネバーアゲイン』（『007 サンダーボール作戦』のリメイク）ではドジな英国大使館員役だったローワン・アトキンソンがスパイ役で珍活躍する映画。シリアス顔のアトキンソンがジョージ・クルーニーに似ている（ような気がする）傑作。テンポよく笑いが展開される楽しいコメディ。ただし、ばっちいシーン（城への潜入作戦）には要注意です。