「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:『続・猿の惑星』(1970年:チャールトン・ヘストン、キム・ハンター)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」またしても宇宙飛行士が「猿が支配する惑星」に不時着するSF映画。前作『猿の惑星』の続き。あれからテイラーとノバはどうなったのか? 

1.ストーリー
3955年、「未知の惑星」に再び宇宙飛行士が不時着する。

2.キャスト
チャールトン・ヘストン(元・宇宙飛行士)
ジェームズ・フランシスカス(宇宙飛行士)
リンダ・ハリソン(女)
キム・ハンター(猿)

3.注目のシーン
①謎
衝撃的なラストだった前作。その続編。前作以上にショッキングなエンディング。人間にとって絶望的な「猿の惑星」。前作『猿の惑星』で宇宙飛行士テイラー(チャールトン・ヘストン)がこの惑星にやってきたのが「3978年」。今作で宇宙飛行士ブレント(ジェームズ・フランシスカス)がここにやって来たのが「3955年」(テイラーとブレントがこの惑星で出会うには「ズレ」があるような気が)。ブレントはそこで「奇妙な人間たち」と出会う。彼らは一体何者なのか?

②主役
チャールトン・ヘストンの出番は短いが重要な役どころ。主に「ブレント」が中心となってストーリーが展開。「猿の惑星」に不時着したブレント。そこで出会った女ノバ(リンダ・ハリソン)がテイラーの認識票を持っているのを見て、一緒にテイラーを捜すことに。

③内紛
長年に渡り比較的平穏に暮らしてきた猿たち。しかし、「人間の世界」と同様、次第に争うように。「猿の惑星」では主に「オランウータン系」「チンパンジー系」「ゴリラ系」に分かれている。ゴリラ系は凶暴で、人間を敵視し、「禁止地帯(放射能汚染地域)」に進出しようとする。理性的なオランウータン系、チンパンジー系はそれに強く反対するが・・・。

④演出
「絶望的な未来」を描いたこのシリーズ。今回は「廃墟のシーン」が衝撃。ボロボロに崩れ去った「古代遺跡」。ここは一体どこなのか?

4.感想
パート2の今回は前作以上に絶望的な内容。猿同士の内紛、謎の人間に特に注目。舞台は「3955年」。支配者である猿、野生化した人間、過去からやってきたテイラーとブレント。しかしそこには「それ以外の者たち」も存在していた、という内容。チャールトン・ヘストンが最初と最後に登場(スケジュールの都合?)。突然消えたテイラーを捜すブレント&ノバ。それと同時にゴリラが主導する破滅的な計画が進行する。ブレントとノバがゴリラ部隊に追われるシーン、昔の廃墟、ブレントの前に現れた謎の集団、地球の運命、が見せ場。「最終爆弾」を「神」と崇め、来るべき「決着の時」に使用しようとする者たち。前作に続いてチンパンジー派のジーラとコーネリアスも登場。見終わった後、陰鬱な気分になるかもしれないパート2。シリーズ全五作をセットで鑑賞することをオススメします。
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