「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:『007 ロシアより愛をこめて』(1963年:ショーン・コネリー、ロバート・ショウ)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」悪の秘密結社「スペクター」がMI6のジェームズ・ボンドの命とソ連の最新型暗号解読機を狙うスパイ・アクション映画。列車のシーンで有名な作品です。

1.ストーリー
MI6(イギリス情報局秘密情報部)のエージェントが犯罪組織「スペクター」が仕掛けた罠に挑戦する。

2.キャスト
ショーン・コネリー(MI6)
バーナード・リー(MI6)
デスモンド・リュウェリン(MI6)
ロイス・マクスウェル(MI6)
ダニエラ・ビアンキ(美女)
ロバート・ショウ(悪役)

3.注目のシーン
①主役
シリーズ第二弾。悪の秘密結社「スペクター」がソ連の新型暗号解読機「レクター」をエサに「MI6」に報復を企む内容。「レクター」を入手しようとするMI6のジェームズ・ボンドショーン・コネリー)。行く先々に殺し屋が。

②悪役
「MI6」にドクター・ノオをやられた報復を企む「スペクター」。「スペクターNo.1」のブロフェルドに命じられ、「No.5」のクロンスティーン(ヴラディク・シェイバル)が報復計画を立案。実行するのは「No.3」のクレッブ(ロッテ・レーニャ)、殺し屋グラント(ロバート・ショウ)。「クレッブ」はソ連の高官でもあります。

③キャラ
おなじみMI6の「M」(バーナード・リー)、「マニーペニー」(ロイス・マクスウェル)。そして初登場の「Q」(「道具屋」:デスモンド・リュウェリン。息の長い活躍がこの回からスタート)。「ボンドガール」はクレッブに騙されて利用されるイスタンブールソ連総領事館に勤務する女タチアナ(ダニエラ・ビアンキ)。ボンドに協力する英国のトルコ支局のケリム・ベイ(ペドロ・アルメンダリス)。ケリムのライバルであるソ連のクリレンコ。

④アクション
ボンドがソ連総領事館に潜入するシーン、列車での対決(ボンド vs. グラント)、ヘリに襲われるシーン、ボートでの追跡劇が迫力&緊迫感(ボートで逃走・追跡するシーンは後の『007』シリーズで定番の演出に)。

⑤演出
ブロフェルドの登場シーン(猫だけ。顔は出さない)。「クレッブ」という背が低めのオバチャン(グラントが「使える男」かどうかをボディブロー(ブラスナックル付き)で試したり、ボンドを始末しようとしたり。何となく笑えるキャラ)。Qが支給する秘密兵器(特殊スーツケース。ガス兵器、ナイフ、金貨が入っているスグレもの)。ボンドの「帽子投げ」。ホテルで盗聴器を探すボンド(スパイ映画らしい演出)。

4.感想
007/危機一発』というタイトルで公開されたシリーズ第二弾。ボンドが列車で銃を向けられるシーンで有名。今回の敵はソ連と関わりがある連中(米ソ冷戦時代にピッタリ)。「スペクター」とは一体どんな組織なのか、に注目。メンバーを集める悪の秘密結社「スペクター」No.1のブロフェルド。No.3のクレッブ、No.5のクロンスティーン。大きい組織なのかそうでないのかよくわからないメンツですが、独自の訓練所があるなど、「スペクター」はそれなりの規模の組織の様子。そんな悪の組織「スペクター」がソ連の新型暗号解読機「レクター」の入手とボンドの命を狙う。その作戦の行方は? ボンドが列車の個室で襲われるといった名シーンだけではなく、思わず笑ってしまうようなシーンもある傑作(特にクレッブが登場するシーン)。DVDにはメイキング(32分)、製作者ハリー・サルツマンについて(25分)が収録されています。
ロバート・ショウ:『ジョーズ』でサメ退治に行く船長の役でおなじみ。

(予告編:YouTubeより)

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