「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:『007 ダイヤモンドは永遠に』(1971年:ショーン・コネリー、ジル・セント・ジョン)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」MI6のジェームズ・ボンドが闇に消えていく南ア産ダイヤを追うスパイ・アクション映画。ダイヤ兵器、コミカルな演出が見せ場の傑作です。

1.ストーリー
MI6(イギリス情報局秘密情報部)のエージェントがダイヤモンド密輸事件の黒幕を追う。

2.キャスト
ショーン・コネリー(MI6)
バーナード・リー(MI6)
デスモンド・リュウェリン(MI6)
ロイス・マクスウェル(MI6)
ジル・セント・ジョン(密輸女)
チャールズ・グレイ(犯罪組織のボス)

3.注目のシーン
①主役
ショーン・コネリーがボンド役に復帰。MI6のジェームズ・ボンド。犯罪組織「スペクター」のボス、ブロフェルド(チャールズ・グレイ)を泥の中に沈め、ついに「因縁の対決」に決着(コミカルな対決。この映画はオープニングから笑いを取りに行くコミカルな作風)。

②悪役
ブロフェルド。泥の中に沈んだはずだったが、再びボンドの前に現れる。他にも、ダイヤモンド原石のために人を殺す(ヘンな)二人組、ダイヤをロサンゼルスに運ぼうとする怪しい女ティファニー(ジル・セント・ジョン)、密輸業者フランクス(ジョー・ロビンソン)、など。

③キャラ
MI6のM(バーナード・リー)、Q(デスモンド・リュウェリン)、マニーペニー(ロイス・マクスウェル)のレギュラー陣。ちょいとドジなCIAエージェントのフェリックス・ライター(ノーマン・バートン)、人間嫌いの実業家ウィラード・ホワイト(ジミー・ディーン)ほか。

④アクション
アクションシーンもユーモラスな映画。オープニングの戦い(泥に沈むブロフェルド)、エレベーターでの決闘(消火器でブシュー!)、月面車で(トコトコ)逃走するボンド、ラスベガスでのカーチェイス(迫力)、ボンドが二人の女とプールで戦うシーン(女たちの動きが妙におかしい)、石油施設での戦い(乗った潜航艇をあちこちにぶつけられるブロフェルド)、ラストの対決(殺し屋二人組 vs. ボンド)。

⑤笑い
「遊び心」にあふれた実に楽しい映画。検問所(マニーペニー登場)、サーカスの見せ物(ゴリラ少女)、スロットで遊ぶQ、あの人の女装、ダイヤを使った武器のパワー(中国が攻撃されるシーン。アップで映る兵隊の変顔に注目)など。

4.感想
降板したショーン・コネリーが再びボンド役。「どうせこれで最後だから思いっ切り楽しもう」と思ったか、コネリーが楽しそうにブロフェルド軍団と対決するコミカルな映画。南アフリカ産のダイヤがどこかへ消えていく謎。調査するボンド。ダイヤを集めているのは誰? という内容。アップで見るとさすがにボンドを演じるには年齢が・・・という感じのコネリー。これがホントに最後のボンド役となりました(1983年『ネバーセイ・ネバーアゲイン』再びボンドに。しかしこれはリメイクで番外編)。『007 ゴールドフィンガー』のガイ・ハミルトンが監督したユーモアのある作風。MI6のM、Q、マニーペニーといったおなじみのレギュラー陣とボンドのやりとりも楽しい。悪役のチャールズ・グレイは『007は二度死ぬ』にも登場(「ブロフェルド」ではなく、別の役)。DVDにはメイキング(30分)、制作者アルバート・R・ブロッコリについて(42分)、未公開シーン(サミー・デービス・ジュニアの出演シーン)が収録されています。見所をたくさん盛り込んだオススメの娯楽作です。

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