「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:『007 ワールド・イズ・ノット・イナフ』(1999年:ピアース・ブロスナン、ソフィー・マルソー)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」MI6のジェームズ・ボンドが石油産業を操ろうとする連中と対決するスパイ映画。ソフィー・マルソーがボンドを拘束する珍シーンに注目です。

1.ストーリー
MI6(イギリス情報局秘密情報部)のエージェントが石油パイプラインに攻撃を仕掛けようとする男と戦う。

2.キャスト
ピアース・ブロスナン(MI6)
ジュディ・デンチ(MI6)
デスモンド・リュウェリン(MI6)
ロバート・カーライル(テロリスト)
ソフィー・マルソー(石油王の娘)

3.注目のシーン
①主役
MI6のジェームズ・ボンドピアース・ブロスナン)。石油王ロバート・キング卿の依頼を受けてスイス銀行で大金を回収。しかし、カネに仕掛けられた爆弾が炸裂して卿が死亡。女殺し屋を高速ボートで追うが・・・。

②悪役
KGBでMI6の敵であるテロリスト、レナード(ロバート・カーライル)。核基地から核爆弾を盗んで何かを企んでいる。

③キャラ
父(キング卿)の後を継いで石油ビジネスを行う娘のエレクトラソフィー・マルソー)。何やらワケありな行動を取る。おなじみ「M」(MI6の局長でボンドの上司:ジュディ・デンチ。『13日の金曜日』の「ジェイソンのママ」に似ている)、「Q」デスモンド・リュウェリン。二作目『007 ロシアより愛をこめて』以降、レギュラー出演してきましたが、事故により急逝。これが最後の出演となった)。元KGBの実業家ズコフスキー(ロビー・コルトレーン)は『007 ゴールデンアイ』に続いて二度目のシリーズ登場。

④アクション
ボンドのアクションが見所の映画。(冒頭の)大金を回収するシーン、殺し屋をボートで追うシーン、敵に攻撃されてスキーで逃走するシーン、核基地での戦闘、ヘリから吊された回転ノコで攻撃されるシーン、原潜での戦い。

⑤珍シーン
ボンドがヘンな拷問器具で拘束されるシーン。どんなときでもカッコいいブロスナンが身動きできなくなるこのシーンには緊迫感と同時にマヌケさも感じる(ヘンな遊びやってるみたい)。いつもエラそうな「M」が監禁されるシーンも妙に笑える(単なるどんくさいオバチャン、といった感じ)。

4.感想
前作『007 トゥモロー・ネバー・ダイ』に続いてストーリーにツッコミどころがある作品。悪役がちょっと物足りない感じ(「ブロスナンのカッコよさ」を目立たせるため?)。特に笑ってしまうのがソフィー・マルソー。ヘンな拷問器具でボンドを拘束したり、Mを監禁したり。ストーリー展開、キャラ変、珍シーンに思わず苦笑してしまう映画ですが、結局は娯楽アクション作。ブロスナンが体を張って頑張るアクションシーン、ソフィー・マルソーデスモンド・リュウェリン最後の「Q」、悪役たちの人間関係&邪悪な目的に注目の娯楽作です。

ソフィー・マルソー:『ラ・ブーム』での美少女ぶりで日本でも人気者に。しかし、かなり「やんちゃ」な人らしく、プライベートでは自由奔放な振る舞い、だとか。
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