「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:『007 ダイ・アナザー・デイ』(2002年:ピアース・ブロスナン、トビー・スティーブンス)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」MI6のジェームズ・ボンドがレーザー兵器で世界平和を破壊しようとする男と対決するスパイ映画。透明BMW、レーザー兵器に注目です。

1.ストーリー
MI6(イギリス情報局秘密情報部)のエージェントがレーザー技術を悪用する男と戦う。

2.キャスト
ピアース・ブロスナン(MI6)
ジュディ・デンチ(MI6)
ハル・ベリー(謎の女)
トビー・スティーブンス(実業家)
ケネス・ツァン(北の高官)

3.注目のシーン
①主役
MI6のジェームズ・ボンドピアース・ブロスナン)。北朝鮮の軍事基地へ乗り込むが拘束され、拷問を受ける。やつれ果てたボンドは人質交換により英国へ。北に情報を漏らした疑いで「M(MI6局長)」(ジュディ・デンチ)から追及されてしまう。

②悪役
北で暗躍する男たち。グスタフ・グレーブス(トビー・スティーブンス)という経歴不明の男が経営している会社のダイヤモンドを使って何かを企む。

③キャラ
北の悪党ザオを追ってキューバにやってきたボンド。同じくザオを追う女ジンクス(ハル・ベリー)。

④アクション
今回はCGを使ったシーンが印象的。グレーブスが作った人工衛星イカルス」。平和のために開発されたものではなく、実態は巨大なレーザー兵器。「イカルス」でボンドが攻撃されるシーン、南北朝鮮に緊張が走るシーンに注目。オープニングのボンドの北での工作・戦闘、ボンドとグレーブスのフェンシング対決、ザオとの対決(「透明BMW」が活躍)、ラストの決着戦も迫力。

4.感想
今回の敵は北朝鮮。アジアを舞台にした作品として『007は二度死ぬ』『007 黄金銃を持つ男』がありましたが、これらはコミカルな演出もあって楽しめる内容でした。しかしながら、この作品はシリアス。ダイヤモンドを利用したレーザー兵器で世界の平和を壊そうとする悪役。もし北が韓国を攻撃すれば米軍が出動し、アジアに大変な混乱が。ボンドはそれを阻止できるのか? ピアース・ブロスナン最後のボンド役。先代のティモシー・ダルトン以降、ますますアクションがシリアスになっていくこのシリーズですが、今作は特に「笑いの演出」が見られません。北で工作活動をするボンド。捕まって拷問を受けるシーンがなかなか悲惨(いつもはカッコよく任務を全うして敵陣から脱出するボンド。今回は捕まって、引くほどエラい目に遭わされます)。ボンドと同じ標的を追う謎の女ジンクスにも注目。ダイヤを通じて北の男と交流する怪しいグレーブス。人工衛星イカルス」を悪用する男(その正体は?)。楽しいシーンが少ない映画であるため、「ボンドカー」に大いに注目。特殊加工で透明になることもできる「プレデター」みたいな車です(欲しい?)。レーザー兵器はなかなかの破壊力(『007 ゴールドフィンガー』でも悪役ゴールドフィンガーがレーザーでボンド(ショーン・コネリー)を脅すシーンがありました)。『男たちの挽歌』『ポリス・ストーリー3』で有名なケネス・ツァンが重要な役どころで登場(序盤と終盤)。BMW人工衛星、アクションシーンに特に注目の大作です。
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