「鉄板映画：人気スター映画のブログ」交通違反者が免許と車を取り戻すために教習所へ通うコメディ映画。ドジな違反者、マヌケな教官、ずるい判事、ツイてない警察署長に注目です。
１．ストーリー
交通違反者たちが教習所へ通い、免許と車を取り戻そうとするが・・・。
２．キャスト
ジョン・マーレイ（交通違反者）
ドン・チードル（交通違反者）
フレッド・ウィラード（交通違反者）
３．注目のシーン
①主役
どんくさい交通違反者たちが教習所に通う映画。その筆頭は植木屋の男キャノン（ジョン・マーレイ）。実にふざけた、太々しい奴で、免許の顔写真にインディージョーンズ（ハリソン・フォード）の写真を貼っている。『ポリスアカデミー』の「マホニー」みたいな役どころ。
②悪役
ハリク巡査＆その相棒かつ恋人のモリス巡査（『ポリスアカデミー』の女警官「キャラハン」みたいなキャラ）。教習所の教官としてトンマな交通違反者たちを厳しく罰しようとする。その黒幕は妙に色っぽい女判事。ハリクと組んで交通違反者たちの車を没収・売却し、その代金を懐に入れようとしている。
③キャラ
個性的な交通違反者たち。心臓が悪い女性、目が悪いロレッタというバァさん、車専門の医者（整備士のような人：フレッド・ウィラード）、NASAに勤める女、妙な映画マニア、子連れ男、など。他に、妙に被害に遭うトホホな警察署長（マヌケな部下やドジすぎる違反者にアゼンとする役。「マトモな人」キャラなので、他の連中のバカっぷりを目立たせる役どころになっています）。
④笑い
ドジ系の笑いを見せる『ポリスアカデミー』っぽい映画。交通違反者たちのドジっぷり（ボーリングの玉で町を大混乱させたり、運転中に飛行場に迷い込んだり）、教習所での大ボケ連発（「心臓が悪い女」が「車の医者」を「本物の医者」と誤解したり）、コワモテのハリクがマヌケな格好で町を走るシーン、など。
４．感想
ビル・マーレイの実弟ジョン・マーレイが主役を演じる『ポリスアカデミー』風の映画。ヘナチョコな交通違反者たちがインチキを企む判事＆教官に対抗しようと団結する。いろんな奴らが交通違反で捕まります。ここでちょっと説明が必要。アメリカでは交通違反者は車両を押収され、再試験みたいなものを受けて、それに合格できないと没収される。そしてその車両は競売にかけられ、その代金は判事の懐に入るシステムになっているらしい（この映画ではそういう設定。実際にはどうなのかは知りません）。儲けたい判事は教習所の教官ハリクと組んで、ドジな違反者たちを不合格にさせるために努力します。それに気付いたヘナチョコ軍団は団結して判事＆教官の不正を暴露しようとする。その結果は？ 個性的なキャラクターが面白い映画。交通違反者のリーダー格キャノン、ふざけた態度のキャノンにイライラするハリク＆モリス巡査（キャノンは実にナマイキな奴。ハリク＆モリスの気持ちはよくわかる）など。個人的には「心臓が悪い女」「トホホな警察署長」が特にオススメ。「心臓が悪い女」は妙に勘違いして何かとドジる（『裸の銃を持つ男』のフランク・ドレビンっぽい大ボケキャラ）。「警察署長」はマヌケな人たちのドジっぷりに巻き込まれる気の毒なキャラ。好きなキャラ、笑いのシーンを自由に楽しむコメディ。残念なことに、この映画の日本版DVDはリリースされていない様子。私はかなり昔にレンタル店で売られていた中古VHS版を買いました。VHSを見つけたら入手してみてください。
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