「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:『あきれたあきれた大作戦』(1979年:ピーター・フォーク、アラン・アーキン)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」マジメな歯科医が米ドルの原版をめぐる国際的な陰謀に巻き込まれる珍作コメディ映画。妙な奴に歯科医がアタフタ。結末に注目です。

1.ストーリー
歯科医と怪しい男が南米でトラブルに。

2.キャスト
ピーター・フォーク(怪しい男)
アラン・アーキン(歯科医)
ジェームズ・ホン(セスナ機の通訳)
リチャード・リバティーニ(将軍)

3.注目のシーン
①主役
ネタバレを避けようとすると説明が少し難しい映画。主役はピーター・フォーク演じる「怪しい男」ヴィンス・リカルド&アラン・アーキン演じる歯科医シェルドン・コーンペット。ヴィンスの息子とシェルドンの美しい娘が結婚することに。妙なことを言うヴィンスの怪しさにシェルドンは結婚に反対するが・・・。

②悪役
誰が「ワル」なのだろう?  冒頭で財務省の輸送車が襲われ、米ドルの原版が奪われる。それに関わっているヴィンス。原版を売るためにシェルドンと一緒に南米へ行き、ガルシア将軍(リチャード・リバティーニ)と取引しようとする。

③キャラ
コメディな映画。ヴィンスとシェルドンのそれぞれの妻子、ヴィンス&シェルドンを追跡するどんくさい殺し屋たち、アメリカ大使館の男。『地獄のヒーロー』『ゴーストハンターズ』などでおなじみの中国人俳優ジェームズ・ホンがセスナ機の通訳の役で登場。通じない言葉でシェルドンに話しかけるシーンに注目。

④アクション
トークが中心の『刑事コロンボ』とは違ってアクションシーンを見せるピーター・フォーク。全て本人がやっているのかどうかはわかりませんが(代役?)、カーチェイス(同じ所を行ったり来たり)、市場での銃撃戦(ちょっとカッコいい)など迫力&コミカルな楽しいシーンを見せてくれます。

4.感想
コメディ映画。「マジメな歯科医」と「怪しい仕事をやっている男」の組み合わせで笑いを取る内容。全く関係ないのに米ドルをめぐる争いに歯科医が巻き込まれる、というストーリーにツッコミどころがある映画。マジメに観てはいけない感じもしますが、ストーリー展開や家族のシーンなど良い部分もたくさんあります。珍演出としては、フツーの歯科医シェルドンがなぜか結果オーライで活躍、人前で秘密作戦について語るヴィンス、車をヘンなデザインに塗られてしまうシェルドン、セスナ機内の微妙な雰囲気、ヘタクソなスナイパー&ジグザグ走り、逃げようとするシェルドンにタックルを食らわすヴィンス、タクシーの上に飛び乗るシェルドン、アホすぎるガルシア将軍(新デザインの国旗にも注目)、処刑宣告されるヴィンス&シェルドン、ほか。結構楽しい映画。アクション、コメディ、謎(ヴィンスの正体、ほか)が見せ場の傑作です。
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