「鉄板映画:人気スター映画のブログ」格差が拡大するアメリカであるグループがその謎を突き止める。「プロレスラーのパイパー vs. 密かに人類を支配する異星人」。演出が光る傑作です。
1.ストーリー
ある労働者が貧富の差のからくりに気付いて反撃を試みる。
2.キャスト
ロディ・パイパー(労働者)
キース・デイヴィッド(労働者)
メグ・フォスター(TV局の女)
3.注目のシーン
①主役
不景気なアメリカ。田舎から都会にやってきて職探しをするナダ(ロディ・パイパー)。建設現場の職を得るが、厳しい暮らし。世話になっているドヤの人たちが警官隊に襲撃された事件をキッカケにアメリカで起こっている異変に気付く。
②悪役
いつの間にか世界を支配していた異星人。人間を洗脳して消費を命じ、地球の環境を自分たちに合うように改造しようとしている。
③キャラ
異星人と戦うナダの説明に半信半疑だった労働者仲間のフランク(キース・デイヴィッド)が不思議なサングラスを掛け、ようやく事態の深刻さに気付く。そしてナダと行動を共に。異星人と戦うグループのリーダー、ギルバート(ピーター・ジェイソン)。TV局に勤務するホリー(メグ・フォスター)もグループに参加。
④アクション
「異星人」と言っても特別強いワケではないため、アクションシーンは主に銃撃戦がメイン。ナダが異星人を始末するシーンが迫力。パイパーがレスラーということもあって、パイパーとキース・デイヴィッドがプロレスっぽく乱闘するシーンもあります。
⑤演出
巧妙な異星人。社会的地位を獲得し、広告には人間を洗脳するメッセージを込め、異星人に協力する人間には金銭を与えて地球に潜り込んでいる。人間の姿に見せかけているが、特殊なサングラス又はコンタクトレンズを使うとグロテスクな素顔が露わに。異星人が使う時計などの道具にも注目。
4.感想
アイデアがとても面白い映画。欲が深い人間、人を蹴落とす冷酷な利己主義者がもし異星人だったら・・・という内容。TV局からある電波を発信することによって人間の姿に変身している異星人。ナダとフランクはその電波設備を破壊しようとする。上手くいくかどうか? 現代社会の格差、過剰な消費、人間の欲望を描いた映画。「B級映画」扱いされているようですが、なかなかよくできた映画。貧しくてもアメリカを信じる男ナダの戦いぶりに注目の傑作です。
キース・デイヴィッド:『死の標的』でスティーヴン・セガールと共演。セガールと共にジャマイカギャングと戦った(『ゼイリブ』と似たような役どころ)。
(YouTube)
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