「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:『レッド・ドーン』(2012年:クリス・ヘムズワース、ウィル・ユン・リー)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」アメリカが北朝鮮に占領され、青年グループ&解放軍が反撃する戦争映画。激しい戦闘シーンが見せ場のレジスタンスな内容です。

1.ストーリー
アメリカがあっけなく北朝鮮に占領され、青年グループ&解放軍が反撃するが・・・。

2.キャスト
クリス・ヘムズワース(軍人)
ジョシュ・ペック(市民)
イザベル・ルーカス(市民)
マイケル・ビーチ(市長)
ウィル・ユン・リー(大尉)

3.注目のシーン
①敗北
軍事力をアップし続ける北朝鮮。最新兵器&ロシアのバックアップでアメリカを無力化し、侵攻。アッサリ占領されてしまったアメリカだが、青年たちが祖国を守るために「ウルヴァリンズ」なるグループを結成し、立ち上がる。そして、ゲリラ戦、奇襲、敵が占拠した建物(警察署)への潜入を展開。

②戦う青年たち「ウルヴァリンズ」
イラクから帰ってきたばかりのジェド・エッカート(クリス・ヘムズワース)。どこかいじけたところがある彼の弟マット(ジョシュ・ペック)。マットの恋人エリカ(イザベル・ルーカス)、ジェンキンス市長(マイケル・ビーチ)の息子ダリル(コナー・クルーズ)ほか。

③悪役
ジェドが住む町を占領する北朝鮮の指揮官はチョウ大尉(ウィル・ユン・リー)。エッカート兄弟とも親交がある警官を射殺するなど、無慈悲な男。チョウが率いる部隊と青年グループ「ウルヴァリンズ」&アメリカ解放軍が戦うシーンがこの映画の最大の見せ場。

4.感想
ツッコミどころがいっぱいありそうな気がする映画。あの北朝鮮がロシアと組んでアメリカを占領。最新兵器でアメリカ軍が麻痺。原潜も使えない状態になってしまう。そんな北朝鮮軍とロシア特殊部隊「スペツナズ」に対抗するのはアメリカの青年グループ「ウルヴァリンズ」&アメリカ解放軍(三名)。どうですか、この設定? アメリカ軍が機能不全に陥って混乱するのはわかりますが、軍人たちはどうした? 武器を入手した青年でも戦えるのに、軍人が何もしないできない、というのは変(政府は国民から税金を盗るだけで一般国民を守ったりはしない、という皮肉なのかも)。結局、コレはいわゆる「レジスタンス」を描いた映画。敵に故郷を占拠されたことが許せない「ウルヴァリンズ」&解放軍が頑張る姿を見せたい内容。ジェドとマットの兄弟の確執、かわいいエリカ、ドジ踏んで困った立場になってしまうダリル、敵に尻尾を振る裏切り男、といった人間ドラマやキャラにも注目。随分簡単にアメリカを占領した北朝鮮&ロシア。でも、その状態を維持するのは難しそう。自分がジェドだったらどう戦うか、と想像しながら鑑賞するのがオススメです。

ウィル・ユン・リー:『007/ダイ・アナザー・デイ』(2002年)では北朝鮮の大佐、『エレクトラ』(2005年)では悪の組織の殺し屋を演じた。

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