「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:『フェイク シティ ある男のルール』(2008年:キアヌ・リーブス)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」ロス市警特捜班の刑事が裏切り者に追い込まれていくサスペンス・アクション映画。人間関係、不穏な空気に注目です。

1.ストーリー
ロス市警特捜班の刑事が元・相棒の死をキッカケに裏切り者に追い込まれていく。

2.キャスト
キアヌ・リーブス(刑事)
クリス・エヴァンス(刑事)
セドリック・"ジ・エンターテイナー"・カイルズ(怪しい奴)
フォレスト・ウィテカー(上司)
ヒュー・ローリー(警部)

3.注目のシーン
①主役
ロス市警特捜班の刑事トム・ラドロー(キアヌ・リーブス)。危険なオトリ捜査をし、悪党どもを皆殺し。証拠をねつ造して、それを上司のジャック・ワンダー警部(フォレスト・ウィテカー)が黙認。

②悪役
トムの元・相棒で今では制服警官のワシントン(テリー・クルーズ)がコンビニで謎の二人組によって射殺。その現場にいたトムは事件の関与を疑われる。ワシントンが所持していた謎の大金5万ドル。なぜワシントンは殺されたのか? 犯人の正体は? 5万ドルは何のカネなのか?

③キャラ
トムに接近する内務調査班のビックス(ヒュー・ローリー)はワンダーとトムに批判的な態度。ディスカント刑事(クリス・エヴァンス)はトムと組んで「ワシントン射殺事件」を追う。ワシントンの妻リンダ(ナオミ・ハリス)は夫を追い払った特捜班を軽蔑。

④演出
ガンアクションもありますが、基本的に人間関係、事件の謎が見せ場のサスペンス作。シリアスな作風の中で面白いキャラ&シーンが。「ワシントン射殺事件」を追って怪しい連中に接触するトムとディスカント。あわてて逃げる怪しい奴を追跡。その男は散々逃げ回った末、有刺鉄線に。また、薬物の売人スクリブル(セドリック・"ジ・エンターテイナー"・カイルズ)というのも個性的。トムに脅されて捜査に協力するハメになる展開が見せ場。トムが「苦情相談係」としていろんな苦情を市民から受け付けるシーンもどこかコミカル。

4.感想
「身近な裏切り者」を描いた作品。荒っぽい仕事専門の特捜班。普通の刑事にはできないような「暗殺組織」的な役割。上司に守られてきた刑事。しかし、元・相棒が殺されて急展開。最後は黒幕と決着。キアヌ・リーブスが「誰が何のために?」といった感じで黒幕の仕掛けたワナに混乱する警官を好演。やったもん勝ち、といった態度の悪質な犯罪者。そうはさせじ、という姿勢の特捜班。「卑怯者とどのように戦うか?」「荒っぽい手段を取る者たちの行く末は?」に注目されたい。見所は、銃撃戦(犯罪者のアジトを突き止め事件解決)、アジア系犯罪者のガラの悪さ(「コンニチハ」のあいさつが通じない連中)、コンビニでの事件、「苦情相談係」がいろんな苦情を受け付けるシーン、有刺鉄線にからまる男、なんとなく憎めないキャラの売人、真犯人との銃撃戦、黒幕のうっかりミス、壁の中の大金。ストーリー展開に引き込まれていく傑作です。

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