「鉄板映画:人気スター映画のブログ」アメリカ海兵隊が致死性ガスを奪って政府を脅迫するアクション映画。コネリー演じる「元・英国諜報部員」に注目です。
1.ストーリー
待遇に不満を持つアメリカ海兵隊員が海軍兵器庫から致死性ガスを奪い、アルカトラズ島(別名「ザ・ロック」)に人質と共に立て籠もる。
2.キャスト
ニコラス・ケイジ(FBIの化学研究員)
マイケル・ビーン(SEALs隊員)
エド・ハリス(准将)
クレア・フォーラニ(娘)
ショーン・コネリー(元・英国諜報部員)
3.注目のシーン
①事件
妻を亡くしたハメル准将(エド・ハリス)。待遇に不満を持つアメリカ海兵隊員を率いて海軍兵器庫を襲撃。致死性ガスを奪い、アルカトラズ島に人質と共に立て籠もる。目的はアメリカ政府を脅迫して軍人に対する待遇改善を実現すること。しかし、海兵隊員の中にはハメル以上に過激な意図を持つ者も。
②対策
海兵隊員らとの交渉、または武力行使のためスタッフを集めるアメリカ。アルカトラズへ向かうFBIの化学研究員スタンリー(ニコラス・ケイジ)、元・英国諜報部員メイソン(ショーン・コネリー)、SEALs部隊(リーダーはアンダーソン中佐(マイケル・ビーン))。化学に詳しいスタンリーは致死性ガスへの対応。メイソンは「ザ・ロック」から脱走したことがあり、その経験を買われての参加。SEALsは話し合いが決裂したときの最後の手段。
③アクション
ハメル軍とSEALsの戦闘。ハメル軍がスタンリーとメイソンの命を狙って執拗な追跡。米政府は島を破壊する意向。爆撃機が発進する。
④キャラ
メイソンの娘ジェイド・アンジェルー(クレア・フォーラニ)。父が何の仕事をしてきたか知らないため「犯罪で刑務所に入った恥ずべき存在」と見なす。ハメル軍のダロウ大尉(トニー・トッド)は過激思想の持ち主で、致死性ガスを使用しようとする。
4.感想
爆発シーン、戦闘シーンといった派手なアクションシーンが見せ場のアクション大作。特に、海軍兵器庫が襲われるシーン、FBIからメイソンが逃走しようとするシーン、島での激闘、が三大見せ場。コネリーの役は「元・英国諜報部員メイソン」。まるで「一線を退いたジェームズ・ボンド」みたいなキャラのメイソン。そのため『007』のスピンオフ作品のような雰囲気も。『ターミネーター』でおなじみマイケル・ビーンが愛国心を持つSEAL部隊リーダー役で登場(『ネイビー・シールズ』でも特殊部隊員役)。反乱海兵隊員は「政府に裏切られた」という被害者意識を持つ人たち。確かに軍人は「使い捨て」のように扱われる場合がありますが、それを承知で入隊したはず。しかし、「人間」である以上、「使えるロボット」のように扱うわけにはいきません。帰還兵が精神に異常を来すのはよくあること。パワーゲームのように戦争をする人命軽視の国は軍人の不満も大きいでしょう。見所は、致死性ガス(緑色の玉)、スタンリーの仕事(不審物を処理)、メイソンとFBI長官のやりとり、ホテルから逃走するメイソン(カーチェイス、クラッシュ)、メイソンと娘(クレア・フォーラニ)の会話、島に潜入するスタンリーたち、戦闘(爆弾、ナイフ、マシンガン)、トロッコを使ったアクション(『インディジョーンズ 魔宮の伝説』っぽいシーン)、独房から脱出するメイソン、「ロケットマン」、ラストシーン(メイソンのマイクロフィルム)。
トニー・トッド:『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド/死霊創世紀』『クロウ/飛翔伝説』
ジョン・C・マッギンリー:『プラトーン』『ウォール街』『追撃者』
クレア・フォーラニ:『ポリスアカデミー777 モスクワ大作戦!!』『メダリオン』
(YouTube)
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