「鉄板映画:人気スター映画のブログ」あのジェームズ・ボンドがカムバックして悪の組織と対決するアクション映画。アクション&笑い。ドジな英国大使館員にも注目です。
1.ストーリー
第一線を退いた英国スパイが奪われた二個の核弾頭を奪回するため任務復帰。
2.キャスト
ショーン・コネリー(スパイ)
ローワン・アトキンソン(英国大使館員)
キム・ベイシンガー(美女)
クラウス・マリア・ブランダウアー(大富豪)
マックス・フォン・シドー(悪の首領)
3.注目のシーン
①主役
MI6(イギリス秘密情報部)のジェームズ・ボンド(ショーン・コネリー)。これまで数々の活躍。しかし、時の流れ。新しい「M」(MI6の局長。演:エドワード・フォックス)から「時代遅れ」扱いされ、仕事を干されている。療養・訓練施設で「再教育」を受けることに。
②悪役
秘密結社「スペクター」。その首領ブロフェルド(マックス・フォン・シドー)が新たな悪の計画。アメリカの核弾頭を奪い、250億ドルをNATOに要求するというもの。実行するのは、その計画の立案者であり、世界的な大富豪のラルゴ(クラウス・マリア・ブランダウアー)。「スペクター」の一味ファティマ(バーバラ・カレラ)も計画に関与。ボンドの命を狙う。
③キャラ
正統の『007』シリーズではありませんが、キャラ設定は『007』。おなじみ「M」。バーナード・リーの「M」とは違って、新任のMはボンドや前任のMを評価しない偉そうな男。マネーペニー(パメラ・セイラム)はMの秘書で、ボンドを愛する。MI6の研究開発課の課長「Q」(アレック・マッコーエン)は最新機器・小道具をボンドらエージェントに提供する役どころ。しかしながら、開発予算を削られてヤケっぱちな気分。CIAのフィリックス・ライター(バーニー・ケイシー)はボンドの任務をフォロー。美女ドミノ(キム・ベイシンガー)は兄がアメリカ空軍のパイロット。それをラルゴに利用される。この映画を実に楽しいものにしているのが、どんくさい英国大使館員フォーセット(ローワン・アトキンソン)。ボンドの任務をフォローしているつもりで、大ボケの数々。
4.感想
アクションと楽しい演出を鑑賞する娯楽作。ストーリーは『007サンダーボール作戦』と同じですが、80年代風の雰囲気。アクションが派手になり、より娯楽指向(個人的にはこっちの方が好き。ハードなアクションばかりの映画は鑑賞していて疲れます。センスよく笑いのシーンが入っている映画の方が良い気晴らしになります)。主演はショーン・コネリー。ボンドを演じるには年を取っている感じですが、コネリー独特のユーモラスな雰囲気によって最後まで楽しく鑑賞できます。アクションが中心の傑作。見所は、実戦かと思ったら訓練(オープニング)、あのボンドが「干されている」という設定、シリーズ定番のキャラ(M、Q、マニー・ペニー。オリジナルシリーズとは違う人が演じています)、小道具(レーザー付き時計、ペン型ロケット弾、一人乗り用のロケット)、施設での「ボンド vs. 殺し屋」、バハマのきれいな海、サメに襲われるボンド、「小型爆弾」とラルゴの手下、「世界制覇ゲーム」(イマイチよくわからんゲームだった)、カーチェイスとクラッシュ、ペン型爆弾とファティマ、馬ごと海へ落下(コネリーの顔アップに注目)、「ボンド vs. ラルゴ一味」、ラストシーン(「Mからのメッセージ」を持ってくるフォーセット)。ローワン・アトキンソンは後『ジョニー・イングリッシュ』シリーズで英国スパイを好演。『ネバーセイ・ネバーアゲイン』を観賞後に『ジョニー・イングリッシュ』を観るのもオススメです。
(YouTube)
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