「鉄板映画:人気スター映画のブログ」アメリカの刑事がロンドンで逃亡中の容疑者を捕らえようとする映画。アメリカと英国の対比、殺し屋の襲撃、意外な展開に注目です。
1.ストーリー
アメリカの刑事がロンドンに逃亡した容疑者を捕らえようとするが、殺し屋に襲撃されたり、現地の警察と摩擦を起こしたりする。
2.キャスト
ジョン・ウェイン(アメリカの警部補)
リチャード・アッテンボロー(英国の警視長)
ジュディ・ギーソン(英国の刑事)
メル・ファーラー(弁護士)
ジョン・ヴァーノン(逃亡者)
3.注目のシーン
①主役
アメリカの警部補ブラニガン(ジョン・ウェイン)。保釈中の犯罪者ラーキン(ジョン・ヴァーノン)に逃げられて追跡中。ロンドンで逮捕されたとの知らせ。身柄を引き取りに英国へ。
②悪役
犯罪者ラーキン。英国で捕まったが、南米へ逃亡する計画。悪徳弁護士フィールズ(メル・ファーラー)がラーキンをサポート。ところが、ラーキンが謎の連中に誘拐され、ラーキンは「被害者」として警察に扱われることに。
③キャラ
ロンドン警視長スワン(リチャード・アッテンボロー)は「英国のルール」をブラニガンに守らせようとするが、言うことをきかないブラニガンにイラだち。英国の刑事ジェニー(ジュディ・ギーソン)はブラニガンのサポート&お目付役。他に、怪しいニセ札造り男、予想屋、誘拐犯に地図を売り渡した男&その彼女。
④アクション
意外な展開が見せ場。ラーキンを追うブラニガン。ところがラーキンが誘拐され、ブラニガン&ロンドン警察は誘拐犯を追うことに。厄介なのが誘拐される前にラーキンがブラニガンを始末するために雇った殺し屋ゴーマン(ダニエル・ピロン)。しつこくブラニガンを襲い、ジェニーにも危機が迫る。銃を使ったアクション、カーチェイス、爆発、暗殺シーンが迫力。
4.感想
1979年に72歳で亡くなったジョン・ウェイン。『ブラニガン』はキャリア終盤の作品。小賢しい悪党を追うアメリカの警部補役。年齢的にハードな動きはできませんが、ウェインがその分、経験と度胸を見せる役どころを演じています。「英国」と言えば「パブ(酒場)」。「ジョン・ウェインの映画」と言えば「酒場での乱闘」。この映画でも唐突に乱闘シーンが始まります。シリアスな内容のため「笑いの演出」が必要だったのだと思われますが、そのシーンは作品全体から見ると「浮いた感じ」もします。英国でもアメリカ流に頑張るブラニガン。悪党を脅したり、ぶん殴ったり。ラーキン&弁護士は小賢しいタイプで大した敵ではありませんが、銃を使う連中にはさすがのブラニガンも危機一髪。アクション、スリリングなストーリー展開が見せ場の傑作。「ジェニー」役のキュートなジュディ・ギーソンにも大いに注目です。
ジョン・ヴァーノン:『ダーティハリー』でのサンフランシスコ市長役で有名。見た目の感じから悪役、嫌な奴を演じることが多い(ような気がする)。
(YouTube)
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