「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:『勇気ある追跡』(1969年:ジョン・ウェイン、キム・ダービー)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」父を殺された女性が連邦保安官らと共に宿敵を追う西部劇映画。復讐の行方、銃撃戦、過酷な旅、個性的キャラ&人間関係に注目です。

1.ストーリー
農場を営む男が愚かな男に撃たれて死亡し、娘が復讐を果たそうとする。

2.キャスト
ジョン・ウェイン連邦保安官
キム・ダービー(農場主の娘)
グレン・キャンベル(警備隊員)
ジェフ・コーリー(愚かな男)
デニス・ホッパー(お尋ね者)
ロバート・デュヴァル(お尋ね者)

3.注目のシーン
①主役
ジョン・ウェインが「男」を演じる異色作。ストーリー上の主役はキム・ダービー演じる農場主の娘マティ。馬を買いに町に出た父がトム・チェイニー(ジェフ・コーリー)に撃たれて死亡。マティは父の遺品である古い銃でチェイニーを撃ち殺したいと考える。先住民居住地に逃げ込んだチェイニーを追うため、マティは連邦保安官ルースター・コグバーン(ジョン・ウェイン)を100ドルで雇うことに。

②悪役
トム・チェイニー。マティの父に世話になっておきながら、つまらんトラブルを起こした末に殺人。実に短絡的な愚か者。先住民居住地でチェイニーは同じく「お尋ね者」のネッド・ペッパー(ロバート・デュヴァル)、ムーン(デニス・ホッパー)らと強盗をしながら逃亡。

③キャラ
マティはルースターと共にチェイニーを追う予定。ところがテキサス警備隊の軍曹ラ・ボーフ(グレン・キャンベル)も同行。テキサスで上院議員を殺したことがあるチェイニーはラ・ボーフのターゲットでもある。他に、弁護人(裁判でルースターの仕事ぶりを非難)、判事、先住民居住地の治安官、マティが懇意にしている弁護士ダゲッド(ジョン・フィードラー)ら法の執行人。マティと交渉する馬の売り主(セコい奴)、ルースターの同居人の中国人チェン・リーも個性的キャラ。

④アクション
銃と馬を使った戦い。チェイニー、ネッドと戦うルースター、ラ・ボーフ、マティ。戦いの行方、敵をおびき寄せる作戦に注目されたい。

4.感想
珍作。父を殺された娘が荒くれ者に復讐しようとする話。何とも無謀なマティ。銃を撃ったこともないのに広大な先住民居住地で殺人犯と対決しようとする。ルースターとラ・ボーフはマティを「足手まとい」と見なして、実家に帰るように諭すがマティは聞かない。そして宿敵、ならず者と対面。未熟なマティが意外に活躍するのかと思ったら、やっぱり足手まといだった。なかなかツッコミどころが多い(ような気がする)映画。まず最初はトム・チェイニーとかいう奴。アホすぎ。しょーもない理由で恩人を射殺。アメリカのルールはよくわかりませんが、チェイニーが先住民居住地に逃亡したが保安官はそこでは捜査できない、とのこと(管轄の問題があるらしい)。そこで連邦保安官ルースターを頼ることにしたマティ。ルースターはマティに100ドルを暗に請求(おいおい。連邦保安官が仕事をするのにカネを取るのか?)。そして先住民居住地で捜索活動。役に立たないマティは何かとルースターとラ・ボーフをイラつかせたうえ、敵に捕まったり、毒蛇の穴に落下したり。その度にフォローさせられるルースターとラ・ボーフが実に気の毒。やはりこの映画の魅力は「ルースター」というキャラ。南北戦争で片目になってしまった過去。「下品」という理由で妻に去られたことがあり、女を嫌悪している。荒っぽいうえに皮肉屋のルースターは現代の基準では「差別主義者」と糾弾されておしまいのキャラ。現代にはいないような個性派ルースターのセリフ、戦い、男気に注目の映画。ただし、絞首刑のシーン、ムーンが仲間割れで死亡するシーンといった残酷シーンには要注意です。

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