「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:『カリフォルニア~ジェンマの復讐の用心棒』(1977年:ジュリアーノ・ジェンマ)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」南北戦争後のアメリカで二人の元・南軍兵士が悲劇に遭う映画。偽名を使う孤独な男。束の間の幸福、お尋ね者との死闘に注目です。

1.ストーリー
戦争に負けた後、二人の元・南軍兵士が行動を共にするが、卑劣な闇討ちで一人が死亡して・・・。

2.キャスト
ジュリアーノ・ジェンマ(元・南軍兵士)
ミゲル・ボゼ(元・南軍兵士)
パオロ・ポゼ(農場主の娘)
ウィリアム・バーガー(農場主)
ライムンド・ハームストルフ(悪党)

3.注目のシーン
①主役
南北戦争後のアメリカ。負けた南軍側は情けない思い。食糧も職もない。そんな状況で出会ったウィリー(ミゲル・ボゼ)とマイケル(ジュリアーノ・ジェンマ)。孤独なマイケルは人を信用しない男。「マイケル」は偽名(他にも「カリフォルニア」という偽名がある)。元々は名高いガンマン。しかし、優しさと男気もある。そんなマイケルが気に入った若いウィリーは実家の農場にマイケルを誘う。しかし、マイケルは一人で別の道へ行こうとする。

②悲劇1
北軍側の者に侮辱されるウィリー&マイケル。卑劣な北の男にウィリーが撃たれて死亡。マイケルはウィリーの実家を訪ねてそのことを伝える。農場主であるウィリーの父(ウィリアム・バーガー)はマイケルを実子のように扱い、ウィリーの姉ヘレン(パオロ・ポゼ)はマイケルを愛する。

③悲劇2
町に買い物に出かけたマイケルとヘレン。しかし、町では賞金稼ぎのウィテカー(ライムンド・ハームストルフ)が暗躍。政府軍のネルソンがウィテカーを捕らえようとするが、失敗。ウィテカーはヘレンを人質にとって逃走。

④戦い
ウィテカー一派に撃たれたマイケル。ヘレンを捜す戦いに赴く。ネルソンはマイケルとウィテカーの動向を監視する。

4.感想
シリアスな作品。孤独な男が束の間の喜びを得て再び過酷な戦いに引きずり込まれる話。南北戦争を描いた映画はたくさんありますが、結局「南北戦争」とは何だったのか? 戦争が終わり、「アメリカは一つ」「もう北も南もない」「みな同じアメリカ人だ」というアピールを勝った北側はしますが、実際には元・南軍は小馬鹿にされ、略奪、暗殺の対象になったりします。この映画はそういう欺瞞を告発するような雰囲気もあります(『風と共に去りぬ』にも北による略奪シーンがありました。結局、北は南から略奪するのが戦争の目的だったような気がする)。ウィリーの悲劇。ウィリーの遺族に受け入れられるマイケル。そしてヘレンの悲劇。マイケルはどうやら幸福にはなれないようです。映画的な見所としては、負けた者のみじめさを表現したシーン、ウィリー&マイケルの交流、ウィテカー一派が賞金首を容赦無く始末するシーン、北の人間との戦い、「ネルソン」というキャラ(冷静で賢明)、独特な表情のバクチ打ち(マイケルとは旧知で、マイケルを「カリフォルニア」と呼ぶ)、マリサ・ロンゴ(ブルース・リー『ドラゴンへの道』でおなじみの西洋美女)、マイケルがウィテカーの仲間(プラマー&ルーク)と対決、強盗&ネルソンの追跡、ラストの決着戦。鑑賞していてつらくなる作品ですが、「現実」をリアルに描いた映画を観たい人にオススメです。

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