「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:『エデンの東』(1955年:ジェームズ・ディーン、ジョー・ヴァン・フリート)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」第一次大戦中のアメリカで敬虔な一家が分裂してしまう映画。愛されたい青年、家族、近所の住民。人間関係に注目です。

1.ストーリー
静かな町に住むアメリカ人一家に破産と第一次大戦が迫る。

2.キャスト
ジェームズ・ディーン(青年)
リチャード・ダヴァロス(双子の弟)
レイモンド・マッセイ(父)
ジョー・ヴァン・フリート(母)
ジュリー・ハリス(弟の恋人)

3.注目のシーン
①主役
1917年、静かな町が舞台。敬虔なトラスク一家。農場を営む父アダム(レイモンド・マッセイ)。今は野菜を冷凍輸送するビジネスに取り組んでいる。双子の息子キャル(ジェームズ・ディーン)は内向的かつ反抗的。もう一人の息子アロン(リチャード・ダヴァロス)は優等生。

②家庭環境
キャルとアロンが幼い頃に家族を捨てた母ケート(ジョー・ヴァン・フリート)。今では酒場を経営し、裕福な暮らし。かなりの「アバズレ」で、近所の主婦から白い目で見られている。しかし、彼女は図太い性格で太々しい表情。他人の軽蔑など一向に気にしない。

③トラブル
アダムの冷凍輸送計画が失敗。苦境に陥った父を助けるため、キャルはケートに頼んで投資資金を借りようとする。

④悲劇
家族への思いが通じないキャル。ヤケになってアロンやアダムに真実、不満をぶちまける。そして・・・。

4.感想
ジェームズ・ディーンがスターになった作品。父への想いを理解してもらえず泣き顔になるシーンが特に有名。なぜか内向的かつ反抗的なキャル。彼は「人から認められたい」らしい。投資で大儲け。しかし、戦争で儲けたカネは受け取れないと父は拒否。「清らかに生きたい父」と「自由に好きなように生きたい母」の間でキャルは揺れ動く。死んだはずの母ケートが生きていることを知ったアロン。彼らが出した結論とは? 人間関係が見せ場の映画。キャルと家族、キャルと弟の恋人(ジュリー・ハリス)との関係に注目。その他のキャラとしては、トラスク一家の過去を知る保安官(バール・アイヴス)、ケートの店の用心棒&女店員、実業家のウィル、市民からニラまれてしまうドイツ系の男、性格が悪い看護婦など。レタスの収穫&出荷、町のお祭りでの出来事、アダムの誕生日パーティでの出来事、駅でアダムがショックを受けるシーン、ラストの一連のシーン、有名なテーマ音楽に注目の名作です。

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