「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:『黒いジャガー/アフリカ作戦』(1973年:リチャード・ラウンドトゥリー)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」ニューヨークの黒人私立探偵が活躍するアクション映画のパート3で完結編。おなじみ「シャフト」。奴隷売買組織との対決に注目です。

1.ストーリー
ニューヨークの黒人私立探偵が東アフリカの某国の依頼により黒人が奴隷としてパリに売られている事件の背後を探ることに。

2.キャスト
リチャード・ラウンドトゥリー(私立探偵)
ヴォネッタ・マギー(首長の娘)
フランク・フィンレー(犯罪組織のボス)

3.注目のシーン
①主役
おなじみジョン・シャフト(リチャード・ラウンドトゥリー)。ニューヨークのクールな私立探偵。そんなシャフトに難しい依頼。東アフリカ某国のラミラ首長からの頼みで黒人が奴隷としてパリに売られている事件の調査。「アフリカ人」として組織に接近するが・・・。

②悪役
人身売買組織。労働契約を結んだ黒人をアフリカから船でパリへ。彼らを粗末なアパートに住まわせ、「高額の前貸し金の返済」として安い賃金で重労働させる。組織のボスはアマフィ(フランク・フィンレー)。首長の息子を始末。

③キャラ
アフリカ人に変装して組織に潜入する作戦のシャフト。その前に首長の娘アレメ(ヴォネッタ・マギー)からアフリカの歴史や言葉を習う。アレメのガードマン、オシアットはシャフトがアレメにナレナレしいのにイラつく。

④アクション
アフリカに潜入しようとするシャフトだが、洗面所、バス、市場、船で襲撃される。どうやら組織に正体がバレているらしく、裏切り者の名を襲撃者に吐かせようとする。最後はアマフィの隠れ家に突入。武装したアマフィらは地下に監禁している黒人たちを牢屋と一緒に爆破しようとする・・・。

4.感想
「シャフト」の戦いぶりとモテっぷりが見せ場の『黒いジャガー』三部作。そのラスト。大都会ニューヨークの探偵シャフトがアフリカ人に変装して人身売買組織と戦う話。ストーリーはシリアスですが、内容的にはツッコミどころが。アフリカ人になるための特訓を受けるシャフト(そんなにすぐに変身できるとは思えませんが)。「教育係」は首長の娘(まるで娘を女好きのシャフトにくれてやるようなもの)。しかも組織に潜入する前から正体がバレている(変装のための努力が無に)。これは「シャフトと組織の駆け引き」を楽しみながら「奴隷売買」という社会問題を考える映画。見所は、シャフトが首長から能力をテストされるシーン、シャフトが襲われるシーン、美女との交流、奴隷の監視係をシャフトが締め上げるシーン、アマフィ一味との決着戦、ほか。「シャフト」、アクション、虚無感が漂うシーンに注目です。

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