「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:『ファミリー・ツリー』(2011年:ジョージ・クルーニー、ボー・ブリッジス)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」事故をきっかけに家族が団結しようとするドラマ映画。ハワイを舞台に親子の不和といった人間関係を描いたシーンに注目です。

1.ストーリー
ハワイの弁護士が妻の事故と土地問題に悩まされる。

2.キャスト
ジョージ・クルーニー(弁護士)
シェイリーン・ウッドリー(長女)
アマラ・ミラー(次女)
マシュー・リラード(不動産業者)
ボー・ブリッジス(いとこ)

3.注目のシーン
①主役
ハワイの弁護士マット・キング(ジョージ・クルーニー)。妻がモーターボートの事故で意識不明。次第に容態が悪化。また、マットはカメハメハ大王の子孫であり、先祖から受け継いだ広大な土地を管理。しかし、その土地は新しいルールにより売却せざるを得ない状況。

②キャラ
人間関係がテーマの映画。マットの長女アレックス(シェイリーン・ウッドリー)は反抗期で汚い言葉を使ったりする。次女スコッティ(アマラ・ミラー)は母の事故で問題行動の連続。マットのいとこたちは土地の売却による金銭分配を期待している。マットの義父であり妻の父はマットに大いに不満。「お前のせいで娘は苦労ばかり。挙げ句に事故とは何事か!」といった態度。義母は認知症。アレックスの彼氏シド(ニック・クラウス)はデリカシーのない馬鹿者。しかし、彼にもつらい過去が。

③隠れた問題
実は妻には隠し事が。仕事に取り組むあまり妻とコミュニケーションしてこなかったマット。妻は寂しさから不動産業者スピアー(マシュー・リラード)と密会。そのことを知ったマットはスピアーの自宅や滞在先を突き止めようとする。スピアーの妻ジュリー(ジュディ・グリア)はマットや夫の態度から何かを感じ取る。

4.感想
ジョージ・クルーニーが「悩める父親」を演じる濃厚な作品。マジメな男性マット。しかし、「仕事」「相続問題」に取り組むあまり家族との間に隙間が。妻は隠し事、事故。娘は反抗的。娘の彼氏は大変な馬鹿者。いとこたちはぐうたら。そういった人間たちによる夫婦の不和、子供の教育・恋愛、義理の親との関係、親戚付き合いといった「家族に関する問題」が多く含まれている内容。忙しすぎたマットは様々な問題にどう取り組み、バラバラになった家族関係をどう修復するのか? 見所は、マットと娘たちの会話、アレックスとスコッティのやりとり(年の差がある姉妹。それがちょっとした笑いに)、ちょっとかっこわるいジョージ・クルーニーの走り方(演技?)、マットとアレックスらがスピアーの家・バカンス先の別荘を監視するシーン(ストーカーっぽい「笑いのシーン」)、病室でマットが昏睡状態の妻をなじるシーン、マット一家が一族の土地を眺めるシーン、土地売却問題の結論、つらさをこらえるスピアーの妻、ほか。シリアスな内容。クルーニーの「父親ぶり」に注目です。

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