「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

名作映画全集。ジャンルを問わず多くの作品を紹介。全記事無料です。

鉄板映画:アーノルド・シュワルツェネッガー特集(9)「テロの巻き添え&ターボマン人形」

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」消防士がコロンビアのテロリストを追う『コラテラル・ダメージ』、息子へのクリスマス・プレゼントを買い忘れた男があせりまくる『ジングル・オール・ザ・ウェイ』を紹介します。

コラテラル・ダメージ(Collateral Damage)

f:id:wcwgold:20220116110401j:plain

映画チラシ

1.ストーリー
妻子をテロリストに殺された消防士が自ら敵地コロンビアに乗り込む。
(2002年公開)

2.キャスト
アーノルド・シュワルツェネッガー(消防士)
フランチェスカ・ネリ(女)
クリフ・カーティス(テロリスト)

3.注目のシーン
①主役
消防士ゴーディー・ブルーアー(アーノルド・シュワルツェネッガー)。コロンビア総領事館での爆弾テロで妻子との平穏な暮らしを奪われてしまう。容疑者であるコロンビアのテロリスト「ウルフ」(クリフ・カーティス)を自ら追うことに。

②悪役
テロリスト「ウルフ」およびその協力者。「コロンビアからの撤退」をアメリカに求めてテロを行ったウルフ。ブルーアーの妻子はその「巻き添え(コラテラル・ダメージ)」。国の方針が一般市民に被害を及ぼした形。

③アクション
自らの手で仇を討ちたいブルーアー。CIAの制止を無視してコロンビア入り。現地のゲリラキャンプに潜入するが、ウルフはワシントンでテロを行う計画。そのテロを阻止するため帰国。そしてついにウルフと対決。

4.感想
アメリカを攻撃するコロンビア人テロリスト。巻き込まれてしまう消防士ブルーアーの妻子。ブルーアー自らコロンビアに乗り込んで復讐しようとする。無敵のシュワルツェネッガーがコロンビアゲリラと対決するアクション大作。『コマンドー』のジョン・メイトリクスだったらもっと簡単に敵を始末できたでしょうが「消防士」ということでかなり苦戦します。コロンビアの治安の悪さ、ややこしい陰謀や思惑がもたらす悲劇を描いた映画。緊迫感のあるストーリー展開、戦いの行方に注目です。

作品情報:各種資料より
・「コラテラル・ダメージ」とは「巻き添えによる被害」を意味する

(予告編:YouTubeより)

www.youtube.com

--------------
『ジングル・オール・ザ・ウェイ』(Jingle All the Way)

1.ストーリー
息子へのクリスマス・プレゼントを買い忘れた男が町中を探し回る。
(1996年公開)

2.キャスト
アーノルド・シュワルツェネッガー(夫)
リタ・ウィルソン(妻)
ジェームズ・ベルーシ(インチキなサンタ)
シンバッド(郵便配達人)

3.注目のシーン
①主役
忙しいビジネスマンのハワード(アーノルド・シュワルツェネッガー)。商談の相手に「あなたは一番のお客様です」と言うのがクセ。家族は美しい妻リズ(リタ・ウィルソン)、息子のジェイミー。リズは忙しすぎる夫に少し不満。ジェイミーはテレビで人気の「ターボマン」に夢中。部屋にはグッズがいっぱい。

②「ターボマン」
架空のキャラ。正義の味方で、空を飛んだりしながら敵をやっつけるスーパーヒーロー。特に子供たちに大人気で、そのフィギュア「ターボマン人形」も大人気。ジェイミーにクリスマス・プレゼントするつもりだった「ターボマン人形」を買い忘れたハワード。慌てておもちゃ屋に買いに行って、店員や周囲の客に思いっ切りバカにされる。「ターボマン人形」は数ヶ月前から品切れになっている超人気商品。「今頃買いに来て手に入るワケないだろ」といった感じ。

③キャラ
「ターボマン人形」を買い忘れたドジはハワードだけではなかった。ハワードと同じく、今頃になって「ターボマン人形」を買おうとしている郵便配達人のマイロン(シンバッド)。人形がもらえると聞いてラジオ局に押し掛けたり、通報で駆けつけた警官隊を爆弾で脅したりしながら、人形をめぐってハワードと珍騒動を繰り広げる。他にも、ハワードの行く先々に現れる白バイ警官(ジェイミーのカラテ教室に急ぐハワードをスピード違反で摘発したりするなど、ハワードにとっては何かと邪魔な存在)、「ターボマン人形」のバッタモンをハワードに売りつけようとするインチキ・サンタ集団(ジェームズ・ベルーシ、(WCWプロレスでおなじみの)ザ・ジャイアントほか)、リズになれなれしい隣に住むウザ男、など。

④笑い
大男のシュワルツェネッガーが子供のおもちゃを求めて町中を走り回ったり、ヘンに誤解されたり、不正なことをしようとする姿が面白い映画。おもちゃ屋の抽選会で当選番号が書かれたボールを追いかけて店中を走り回るシーン、マイロンと争うシーン、偽サンタのターボマン工場、最後のオチがオススメ。

4.感想
シュワルツェネッガーが忙しすぎるビジネスマン「ハワード」を演じるコメディ。息子ジェイミーにクリスマス・プレゼントする予定の「ターボマン人形」を買うのをコロッと忘れていたハワード(ドジ)。慌てておもちゃ屋に買いに行くが、店員や周囲の客たちに思いっ切り笑われ、バカにされてしまう(ハハハハハ!)。「ターボマン」はテレビで超人気のキャラクターで、日本で言えば「仮面ライダー」や「ウルトラマン」みたいなもの。「ターボマン人形」はその年の大ヒット商品で数ヶ月前から品切れ。今から予約しても入手できるのは「数ヶ月後のいつか」という状況。あせるハワードはおもちゃ屋の抽選に参加したり、ラジオ局に押し掛けたり、よその家に忍び込んで人形を盗もうとしたり。同じように「ターボマン人形」を息子に買おうとしている郵便配達人のマイロン。ハワードはマイロンらと争ったりしながら、(たかが子供のおもちゃのためにみっともなく)町中を走り回る。キャラとストーリー展開が楽しい映画。忙しいハワード。しかし、家族を思う気持ちは誰にも負けない優しい男。「ターボマン人形」を手に入れて息子を喜ばせることができるのか? 楽しいシーンがいっぱいの傑作です。

(予告編:YouTubeより)

--------------------------------------
Amazonショッピングサイトへのリンクです。
コラテラル・ダメージ [Blu-ray]

ジングル・オール・ザ・ウェイ  [Blu-ray]

この続きはcodocで購入