「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:マイケル・J・フォックス特集(1)「タイムマシン車で過去と未来へ」

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」高校生がタイムトラベルして両親と出会ってしまう『バック・トゥ・ザ・フューチャー』、未来の家族を救いに行く『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』を紹介します。

バック・トゥ・ザ・フューチャー(Back to the Future)

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映画チラシ

1.ストーリー
高校生がタイムトラベルしてウッカリ未来を変えてしまい・・・。
(1985年公開)

2.キャスト
マイケル・J・フォックス(高校生)
クリスピン・グローヴァー(父)
リー・トンプソン(母)
クローディア・ウェルズ(彼女)
トーマス・F・ウィルソン(イヤな奴)
クリストファー・ロイド(博士)

3.注目のシーン
①主役
ヒルバレー高校に通うマーティ・マクフライマイケル・J・フォックス)。ミュージシャン志望。遅刻の常習犯(スケボーで通学。ヒューイ・ルイスが歌う主題歌『The Power of Love』が流れるシーン)。恋人ジェニファー(クローディア・ウェルズ)と共にストリックランド先生(ジェームズ・トールカン)に叱責される(「たるんどる!」)。

②悪役
ビフ・タネン(トーマス・F・ウィルソン)という男。マーティの父ジョージ(クリスピン・グローヴァー)の高校時代の同級生だが、会社では上司のためジョージはビフに頭が上がらない。マーティの母ロレイン(リー・トンプソン)もビフの同級生。

③キャラ
発明家のドク(クリストファー・ロイド)。真夜中にタイムトラベルの実験をしようとマーティを呼び出す。リビア人から騙し取ったプルトニウムでタイムトラベルをしようとするが・・・。

④演出
「人間関係」「50年代の描写」に注目の映画。若い頃の父母、昔も今も変わらないビフとドクなど、マーティが現在(1985年)と過去(1955年)で様々な人と会うシーンが楽しい。50年代はエルビス・プレスリーっぽい時代で、人々のファッションや音楽のシーンが特に見せ場。

4.感想
面白いシーンを詰め込んだ説明不要の傑作。発明家ドクと高校生マーティのやりとりが楽しい映画。プルトニウムでタイムトラベルをしようとするドク。そのプルトニウムリビア人から騙し取ったもの。それが原因でマーティが50年代の世界に行ってしまう。そこでドジって過去を変えてしまったマーティ。元に戻すために必死の努力をするハメに・・・。80年代の高校生が50年代に行く話。いわゆる「ジェネレーション・ギャップ」が楽しい映画。何かというと「ヘビーだな」と言うマーティ。ドクは「未来は重力が変化するのか?」と解釈。キャラが充実。父ジョージは今も昔も弱気。母ロレインは今はやさぐれているけど昔はキュート(だけど隠れて何やらコソコソ)。「ビフ・タネン」という悪役は貴重な存在。定番のセリフ(「この店に来るな」「ハロー、誰かいるか?」)、こやしに突っ込むというパターンを持つ男。他にもマーティの恋人ジェニファー、ストリックランド先生といったシリーズに重要なキャラ(続編にも登場)。ヒューイ・ルイス"The Power of Love"が流れるシーン、マーティが「魅惑の深海パーティー」で "ジョニー・B.グッド" を歌うシーンといった音楽関係。タイムトラベルできる車「デロリアン」、レトロなテレビなどの道具。「過去」を変えてしまったマーティが「本来の過去」に戻そうと頑張るコメディ映画。ストーリー展開、キャラクター、過去と現在の関係、過去の描写に注目の傑作です。

作品情報:各種資料より
マイケル・J・フォックスはテレビドラマ『ファミリータイズ』の収録と掛け持ちでこの映画を撮影した(大忙し)
・当初「マーティ」役はエリック・ストルツだった(途中で解雇。ストルツが出演したシーンは特典映像で観られるとか)
(予告編:YouTubeより)

www.youtube.com

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バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』(Back to the Future Part II)

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映画チラシ

1.ストーリー
高校生がタイムトラベルして未来と過去で宿敵と対決する。
(1989年公開)

2.キャスト
マイケル・J・フォックス(高校生)
リー・トンプソン(母)
エリザベス・シュー(彼女)
トーマス・F・ウィルソン(イヤな奴)
クリストファー・ロイド(博士)

3.注目のシーン
①主役
1985年。高校生のマーティ・マクフライマイケル・J・フォックス)。やっとこさ過去(1955年)から帰ってこれたと思ったら、今度は自分の未来の家族がピンチだという。パワーアップした「デロリアン」に乗ってドク(クリストファー・ロイド)、ジェニファー(エリザベス・シュー)と一緒に2015年の世界へ。

②悪役
ビフ・タネン(トーマス・F・ウィルソン)。前作で悪役だったビフが今回はさらに悪役ぶりをスケールアップ。2015年のビフ老人が1955年の若い自分に「スポーツ年鑑」を贈る。そのことで「1985年の世界」は本来のものとは全く違う世界になってしまう(「ビフ・タネンのカジノパレス」がなかなかのインパクト)。

③キャラ
前作に続いてマーティの母「ロレイン」役でリー・トンプソン。シリーズの度に違う雰囲気で登場する彼女の姿にも大いに注目。他にも、マーティの未来の息子&娘、ビフの孫グリフ(トーマス・F・ウィルソン:ビフと二役。「ビフの息子」は出てこなかった。たぶん、ビフそっくりな奴に違いない)。マーティの彼女「ジェニファー」役は一作目のクローディア・ウェルズが降板してエリザベス・シュー

④演出
何と言っても楽しいのが未来の描写(2015年の世界)。映画館では『ジョーズ PART19』が上映中、車は空を飛び、子供はホバーボード(水の上では使えません)で遊び、家には複数のチャンネルが同時に映し出される大画面テレビ、玄関には指紋認証システム、(レンジに入れたらデカくなる)ちっこいピザ、自動で乾く服といった未来のグッズ、など。

4.感想
イデアを盛り込んだパート2。今回は一作目の「現在」「過去」に加えて「未来」も舞台。特に「未来の描写」に注目。「2015年」。今となっては過去。「ものすごく進化した未来社会」として表現されています(製作当時はそのような未来になると予想されていたのしょうか?)。主役は高校生のマーティ・マクフライですが、ビフ・タネン&孫グリフが目立っています。(「ハロー、誰かいるか?」の定番のセリフ。グリフは態度もマヌケな手下がいるところもビフとソックリ)。この「ファミリー向け」のシリーズで悪役「ビフ・タネン」はかなり浮いた存在。こういうキャラは本来はヘンに目立つか邪魔になるか、のどちらか。しかし「ビフ」は悪ながらドジなので、シリーズに不可欠な面白い存在になっています。未来の世界(2015年)で「スポーツ年鑑」を買ったことで「現在(1985年)」を変えてしまったマーティ。「過去(1955年)」に戻って若いビフから「スポーツ年鑑」を取り返すことができるかどうか? 現在・過去・未来のシーン、キャラ、ストーリー展開に注目の傑作。前作と関わっているシーンが多いので、一作目から観ることを強くオススメします。

作品情報:各種資料より
・パート3と同時に撮影された(元々2と3は一本の作品であったが、長すぎるため二本に分けられた)
・一作目でジェニファー役を演じたクローディア・ウェルズは母親の看病のため降板
デロリアンが空を飛ぶシーンは模型

(予告編:YouTubeより)

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