「鉄板映画：人気スター映画のブログ」デジタル化されていく社会が人間関係に及ぼす影響を描いた『LIFE!』を紹介。業務のデジタル化で不要になっていく労働者。コメディアンのスティラーがシリアスな作品に登場です。
『LIFE!』（The Secret Life of Walter Mitty)
１．ストーリー
デジタル化される社会が人間関係にどんな影響を及ぼすか？
（2013年公開）
２．キャスト
ベン・スティラー（写真係）
クリステン・ウィグ（同僚）
キャスリン・ハーン（妹）
シャーリー・マクレーン（母）
ショーン・ペン（写真家）
３．注目のシーン
①主役
『LIFE』誌でネガフィルムの管理をするウォルター（ベン・スティラー）。ところが『LIFE』誌が買収され、リストラが行われることに。
②悪役
『LIFE』誌スタッフの職務能力を査定する「ヒゲの三人組」。「解雇する人材」を選別する。ぼんやり妄想するクセがあるウォルターは格好の標的。
③キャラ
ウォルターの母（シャーリー・マクレーン）と妹（キャスリン・ハーン）。ウォルター憧れの同僚シェリル（クリステン・ウィグ）。
④ドジ
『LIFE』誌が休刊に。「（最終号に使われる予定の）25番のネガ」を紛失したウォルター。そのネガは写真家のショーン（ショーン・ペン）から届いたもの。ショーンを追ってウォルターはグリーンランド、アイスランド、ヒマラヤへ向かう。
４．感想
コメディアンのスティラーによるシリアスな映画。「デジタル化されるから」という理由で大勢の社員がリストラされることに。レベルの高い雑誌を作るには多くのスタッフが必要。「必要な人材」と「不要な人材」をどうやって分ける？ 「デジタル化」で人間が不要になっていく仕事の現場を描いた映画。「ウォルター」というキャラを通じて「仕事と人間」の関係、「仕事」とは何なのか？ を問いかける重厚な作品。比較的地味な内容であるためか、「ウォルターが妄想するシーン」にアクションとコメディを挿入して楽しませる演出になっています。ウォルターの旅（スケボーで疾走するシーンほか）、（雪山で撮影する）ショーンと会話するシーン、偉そうな「ヒゲ三人組」とのやりとり、家族や同僚との交流が見せ場です。
（予告編：YouTubeより）
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