「鉄板映画：人気スター映画のブログ」かつてスター選手だった男が女子プロ野球チームを監督する『プリティ・リーグ』、少し知能の劣る男が純粋に生きていく姿を描いた『フォレスト・ガンプ 一期一会』を紹介します。
『プリティ・リーグ』（A League of Their Own)
１．ストーリー
第二次大戦で男たちが戦場に。プロ野球業界が女子チームを作って野球人気を盛り上げようとするが・・・。
（1992年公開）
２．キャスト
ジーナ・デイヴィス（姉）
ロリ・ペティ（妹）
マドンナ（女子選手）
トム・ハンクス（監督）
３．注目のシーン
①主役
第二次大戦中の話。女子ソフトボール選手の姉妹ドティ（ジーナ・デイヴィス）とキット（ロリ・ペティ）。戦争に行った夫の帰りを農場で待つドティだが、プロ野球のスカウトマンに誘われて新設された「全米女子プロ野球」の入団テストを受けることに。スカウトされたのはドティだけだが、シカゴでの入団テストにはキットも同行。
②キャラ
個性的なキャラで魅せる映画。ドティとキットと同じように入団テストを受けるメイ（マドンナ）、マーラ（ミーガン・カヴァナグ）ら。ドティが所属することになった「ピーチズ」の監督はかつての名選手ジミー（トム・ハンクス）。無気力で口汚い酔っぱらいのジミー。「女子の相手などしてられっか」という感じでいかにもヤル気なさそうな態度。他に、女子プロ野球を盛り上げようとする球界関係者、選手の子供（遠征についていく。移動のバスの中で走り回ったりする）など。
③演出
頑張る女子選手たちだが、男の野球に比べると迫力はもうひとつ。見た目と華やかなプレーで目立つドティの活躍で次第に観客も選手に声援を送るようになっていく。彼女たちが努力するシーン、頑張りが認められていくシーンに注目。
４．感想
女性が主役の映画。女子野球チームの話。中年の女性ドティが過去を振り返るという形でスタート。1943年、アメリカ。従軍していくアメリカのプロ野球選手たち。女子ソフトボール選手の姉妹ドティとキットが新設された「全米女子プロ野球」の入団テストを受けてプロの選手に。４チーム制で行われる全米女子野球リーグ。ドティが所属する「ピーチズ」の監督はかつての名選手ジミー。見た目と実力で人気上昇のドティが無気力なジミーに代わって監督役も務める。そして、ドティの夫が戦地から帰ってきて・・・。女子野球の人気を上げようと頑張る選手たちが美しく、カッコいい映画。トム・ハンクス演じる監督、女子選手、選手の子供といったキャラが実に個性的。姉と妹のライバル争い、夫と妻の関係、ドティとジミーの会話といったドラマ部分も見応え。個人的にはドティとジミーが違うサインを送って選手が戸惑うシーンが気に入っています。キャラクター、試合のシーン、「現在」を描いたラストシーン（懐かしい再会）が素晴らしい映画。多くの人に勧めたい名作です。
ジーナ・デイヴィス：『ビートルジュース』『テルマ&ルイーズ』ほか。
（予告編：YouTubeより）
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『フォレスト・ガンプ 一期一会』（Forrest Gump)
１．ストーリー
少し知能の劣る男が激動の時代を純粋に生きていく。
（1994年公開）
２．キャスト
トム・ハンクス（青年）
ロビン・ライト（幼なじみ）
サリー・フィールド（母）
３．注目のシーン
①少年
アラバマ州に住む少年フォレスト・ガンプは母子家庭。足が不自由で少し知能が低い。プレスリー、やさしいジェニーとの出会い。その一方でいじめに遭うことも。
②青年
足の欠点を克服したフォレスト（トム・ハンクス）。大学フットボールで活躍。
③軍隊時代
入隊したフォレスト。同じ部隊のベンジャミンと気が合い、「エビの話」で意気投合。ステージに立つジェニー（ロビン・ライト）と再会。ベトナム戦従軍、除隊。悲しい別れ。
４．感想
トム・ハンクスが純粋に生きる男「フォレスト」を演じるドラマ。人生に絶望する周囲の人たち、歴史に残る人物、出来事が「フォレストの視点」で描かれています。ストーリーはシリアスながらも有名人（ウォレス知事、ケネディ大統領、ジョン・レノン、ニクソン大統領ほか）が出てくるなど「遊び心」が感じられる名作です。
（作品情報：各種資料より）
・「ガンプ」(gump) とはアラバマ州の方言で「うすのろ」「間抜け」「愚か者」を意味する、とのこと
・フォレストが走るシーンでハンクスの弟がボディダブル（代役）として兄の代わりに走った（それはいかがなものか？ 走ることに意味があるシーンなんですけども）
（予告編：YouTubeより）
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