「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

名作映画全集。ジャンルを問わず多くの作品を紹介。全記事無料です。

鉄板映画:トム・ハンクス特集(3)「厄介な暴れ犬&怪しすぎる隣人」

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」几帳面な捜査官が暴れ犬と組んで犯罪捜査する『ターナー&フーチ すてきな相棒』、閑静な住宅街に「妙な一家」が越してきて騒動が起こる『メイフィールドの怪人たち』を紹介します。

ターナー&フーチ すてきな相棒』(Turner & Hooch)

f:id:wcwgold:20220220100520j:plain

映画チラシ

1.ストーリー
几帳面な捜査官が暴れ犬と組んで犯罪捜査する。
(1989年公開)

2.キャスト
トム・ハンクス(捜査官)
レジナルド・ヴェルジョンソン(捜査官)
メア・ウィニンガム(獣医)

3.注目のシーン
①主役
捜査官のターナートム・ハンクス)。細かいことを気にする性格(やや潔癖症)。顔なじみの男エイモスが殺害される事件発生。事件の「証人」は犬のフーチ(飼い主エイモスの死を目撃)。しかし、ターナーはフーチが大の苦手(暴れ犬。よだれ多すぎ)。

②悪役
あやしい魚工場で何かをやっている連中。エイモスを殺害したが、フーチはそのことを忘れない。

③キャラ
ターナーの同僚デヴィッド(レジナルド・ヴェルジョンソン)、獣医のエミリー(メア・ウィニンガム)。

4.感想
トム・ハンクス演じる「ターナー」が飼い主を亡くした犬「フーチ」に引きずり回される映画。事件を目撃したフーチ。(なぜか)ターナーが自宅でフーチを保護(嫌いな犬なのに)。次第に理解しあうようになり、ターナー&フーチが一緒に犯人追跡。「捜査官&犬」コンビは悪人を捕らえることができるのか? 実に荒っぽくて汚い犬フーチとキレイ好きのターナーの組み合わせで笑いを取る映画。ターナーの部屋を荒らしまわるフーチ。キレイ好きの人だったら犬が部屋を荒らしまわるのを見たらゾッとするでしょうね。犬好きの人じゃないと見たくなくなるかも、と思うような(雰囲気もある)コメディ。ターナーが犬用の買い物をするシーン、フーチが殺人犯を発見して追いかけるシーン(机にターナーを乗せたまま引っ張る)、アクションシーン(撃ち合い)が見せ場。『ダイ・ハード』の「パウエル巡査部長」役で有名なレジナルド・ヴェルジョンソンとトム・ハンクスの共演シーンにも注目です。

作品情報:各種資料より
・後にテレビドラマとしてリメイクされた(『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の「ビフ」でおなじみのトーマス・F・ウィルソン主演)

(予告編:YouTubeより)

www.youtube.com

--------------
『メイフィールドの怪人たち』(The 'Burbs)

f:id:wcwgold:20220220100536j:plain

映画チラシ

1.ストーリー
引っ越ししてきて以来、姿を現さない謎の一家。近所の住民が不審に思い・・・。
(1989年公開)

2.キャスト
トム・ハンクス(ヒマ人)
キャリー・フィッシャー(妻)
リック・ダコマン(太っちょ)
ブルース・ダーン(少尉)
コリー・フェルドマン(近所の子)
ゲイル・ゴードン(愛犬家)

3.注目のシーン
①主役
静かな住宅街メイフィールド・プレイスに住むレイ(トム・ハンクス)。休暇をのんびり過ごす予定だったが、隣に越してきたクロペック一家が気になる。未だにあいさつにも来ないうえ、一家の地下室からは妙な音が。妻キャロル(キャリー・フィッシャー)は他人のことには関わらないようにとレイに忠告するが・・・。

②悪役?
奇妙なクロペック一家。顔が妙に白い男、人相悪い小柄な男、すました顔した男の三人組。一体何者なのか?

③キャラ
よせばいいのに人の家(クロペックの屋敷)を調査しようとするヒマ人たち。レイ、近所に住むアート(リック・ダコマン)、少尉(ブルース・ダーン)の三人。少尉の奥さんはキュートな美女。少年リッキー(コリー・フェルドマン)は仲間を呼んで、ピザも注文して、レイたちのドジっぷりを高見の見物で楽しむ。近所の老人ウォルター(ゲイル・ゴードン:『ザ・ルーシー・ショー』のムーニーさんの役で有名な人)は行方不明に。

④演出
サスペンスな映画。「クロペック家の秘密」が見せ場。細かい笑いが入った「雰囲気で笑わせる映画」でもあります。

4.感想
ある町で発生した騒動を描いた比較的小さい映画。あんまり予算がかかってなさそうな感じ(かかってたりして)。とても平和な町メイフィールド・プレイス。そこに引っ越ししてきたクロペック一家が気になるヒマな人たち。あいさつにも来ない、住人の顔色が悪い、地下室の音、発見された骨、そして行方不明事件。クロペック家を監視するレイ、アート、少尉だが、ついにレイとアートはクロペック家に侵入し、地下室を捜索する。そこには一体何が? 自宅にヅラだけを残して消えたウォルターはどこに?  演技派の人たちが雰囲気を盛り上げるサスペンス&コメディ作品。何と言っても注目なのは怪しいクロペック一家の皆さん。妙な表情で周囲を警戒する。ステキなのが少尉の奥さん(かわいい)。コリー・フェルドマンも個性的。路上にゴミをまき散らされてキレるゴミ収集車のおっちゃんも個性的。見せ場は、地下室に侵入してからラストの衝撃の結末まで。コメディですが、現実にありそうな内容。個性的なキャラ、面白いシーン、派手なシーンを楽しむ映画。主人公レイのようにヒマな休暇に観るのがオススメの珍作です。

ブルース・ダーン:パニック映画『ブラック・サンデー』(1977年)ではアメリカを恨む復員兵を狂気に満ちた表情で演じた。

(予告編:YouTubeより)

--------------------------------------
Amazonショッピングサイトへのリンクです。
ターナー&フーチ すてきな相棒 [DVD]

メイフィールドの怪人たち [DVD]

この続きはcodocで購入