「鉄板映画:人気スター映画のブログ」イカレた博士が新発明の武器でアメリカを支配しようとする『ワイルド・ワイルド・ウエスト』、刑事が「ロボット開発の父の死」と「ロボットの反乱」の謎を追う『アイ,ロボット』を紹介します。
『ワイルド・ワイルド・ウエスト』(Wild Wild West)
1.ストーリー
イカレた博士が新発明の武器でアメリカを支配しようとする。
(1999年公開)
2.キャスト
ウィル・スミス(大尉)
ケヴィン・クライン(大統領・連邦保安官)
サルマ・ハエック(女)
テッド・レビン(将軍)
ケネス・ブラナー(博士)
3.注目のシーン
①主役
南軍のマグラス将軍(テッド・レビン)を追跡する黒人のジム・ウエスト大尉(ウィル・スミス)&連邦保安官ゴードン(ケヴィン・クライン)。酒場「プルプルハウス」(怪しい店)にマグラスを追い詰めたが、逃げられてしまう。グラント大統領(ケヴィン・クライン)の命令で、ウエストとゴードンはマグラスに誘拐された科学者たちを捜すと同時にマグラスを共同で追うことに。
②悪役
科学者を誘拐したマグラス。しかし、コイツは単なる使用人にすぎない。黒幕はラブレス博士(ケネス・ブラナー)。南北戦争で車イス姿になった元南軍兵士であるが、それを恨んでアメリカを分割しようとする。大統領を捕らえ、降伏を迫る。
③キャラ
誘拐された父(科学者)を捜すリタ(サルマ・ハエック)。なかなかの美人で、ウエスト&ゴードンのお気に入り。ラブレスの手下は荒っぽく、女も荒っぽい(撃たれるウエスト)。
④アクション
CGで見せる戦闘シーンが迫力。列車同士の対決、「首輪」&「空飛ぶノコギリ」、ラブレスの「巨大マシーン(クモ型)」が大統領や町を襲うシーンなど。絵の中に潜んだ暗殺者や刃物男とウエストが対決するシーンにも注目されたい。
⑤演出
「発明」がテーマのアクション作のため、おもしろアイデアがいっぱいの映画。様々な仕掛けがある列車(大統領専用車、ラブレスの戦車タイプ車両)、「空飛ぶノコギリ」、ゴードンの面白発明品(空飛ぶ自転車ほか)、クモ型巨大マシーン「タランチュラ」(このマシーンが町を破壊するシーンの撮影中にセットで火災発生、消防隊出動)。「遺体の網膜に残った画像」を分析するシーンも実に個性的。
4.感想
面白かった。敵・味方ともに「個性的かつ画期的な発明品」で対抗し合う、アイデアとテンポの良いストーリー展開が楽しい作品。南北戦争時代に「未来のような武器・道具」がいっぱい登場。こういうアイデアに満ちた演出はアメリカ娯楽作ならではのもの。ニトロが爆発する派手なシーンもあれば珍シーン(変なことしてビンタを喰らうウエスト、女装のダンサー)もある傑作です。
(予告編:YouTubeより)
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『アイ,ロボット』(I, Robot)
1.ストーリー
刑事が「ロボット開発の父の死」と「ロボットの反乱」の謎を追う。
(2004年公開)
2.キャスト
ウィル・スミス(刑事)
ブリジット・モイナハン(技術者)
ジェームズ・クロムウェル(技術者)
3.注目のシーン
①主役
2035年、シカゴ。人間とロボットが共存する世界。(過去の出来事により)ロボットを嫌う刑事スプーナー(ウィル・スミス)。「ロボット開発の父」ラニング博士(ジェームズ・クロムウェル)が死亡。容疑者はロボット「サニー」で、反抗的な態度。
②謎
サニーを取り調べるスプーナーだが、「USR社」(ロボット製造会社)の代表は「ロボットの欠陥」を否定。その後、スプーナーは車の運転中にロボット軍団から襲撃され、ロボット軍団は民間人を襲う。ロボット軍団を操る「黒幕」は一体何者なのか?
4.感想
CGを使った迫力のシーン、事件が起こった謎・背景が見せ場のアクション&サスペンス映画。ウィル・スミスが制御不能なロボットに襲われる。「人間とロボットが共存して暮らす世界」が舞台。人間並みの認知能力を持つ「特別なロボット」。「ロボット博士の死」と「特別なロボット」の関係とは? 人間並みの認知能力を持つ「特別なロボット」はいかにして生まれたのか? スプーナーを援護する博士の役で『ロード・オブ・ウォー』のブリジット・モイナハンが出演。スプーナーの危機(解体ロボットに襲われるシーンほか)、「サニー」の言葉遣い、ロボット軍団の整然とした動き、黒幕の正体、決着戦が見せ場。サスペンスなシーンもありますが、基本的にはアクションを楽しむ映画です。
(予告編:YouTubeより)
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