「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:『ジョーズ』(1975年:ロイ・シャイダー、ロバート・ショウ)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」平和なアミティ島を巨大なサメが襲うパニック映画。警察署長、海洋学者、シャークハンター、市長、凶暴ザメに注目です。

1.ストーリー
平和なアミティ島に凶暴ザメが現れ、警察署長、海洋学者、シャークハンターがサメ退治に向かう。

2.キャスト
ロイ・シャイダー(警察署長)
ロレイン・ゲイリー(署長の妻)
リチャード・ドレイファス海洋学者)
ロバート・ショウ(シャークハンター)
マーレイ・ハミルトン(市長)

3.注目のシーン
①主役
平和な島アミティで警察署長を務めるマーティン・ブロディ(ロイ・シャイダー)。サメによる犠牲者が。ビーチを遊泳禁止にしようとするが、「海水浴シーズン」ということで町から反発されてしまう。

②悪役
デカいサメ。シャークハンターのクイント(ロバート・ショウ)が思わず驚いたほどの巨大サイズ。サメも自然に生きる生物であり、生きるために獲物を襲っているにすぎないのですが、襲われたのが若い女性や子供たちだったということで「凶悪犯」扱いに。

③キャラ
「サメ退治」が見せ場の映画。ブロディと共に退治に向かうクイント、海洋学者マット・フーパー(リチャード・ドレイファス)。ブロディの良き理解者である妻エレン(ロレイン・ゲイリー)、息子のマイケル&ショーン。町の財政のことで頭がいっぱいの市長(マーレイ・ハミルトン)。他に、サメに子供を奪われた気の毒な母親、アミティ署の警官、など。

④演出
サメが人を襲うシーン&音楽、ラストのサメ退治が迫力。船を沈める巨大ザメのパワー、サメ退治をめぐる人間同士の争い、観客をビビらせる演出に注目。

4.感想
とてもシンプルな映画(わかりやすくてありがたい)。平和な島アミティでサメによる犠牲者が。海に囲まれた島なんだからサメがいてもおかしくはないんですが、市長は「サメなんかいるわけがない」などとホザく。結局犠牲者がまた出たもんだから市の予算でサメ退治することに。サメの犠牲者の遺族にビンタされてしまうブロディ署長。ブロディは「サメの脅威」に気付いてビーチに警告を出していたんですけども(市長がビンタされればよかったのに)。そういったツッコミどころもある、ちょいとマヌケなアミティ島の人たち。海水浴で食ってる町だから、書き入れ時にビーチを閉鎖するワケにはいかなかったんでしょうね(命よりも商売が大事)。サメ退治に向かうのはブロディ、フーパー、クイント。クイントは一匹狼だから一人で行くつもりだったんですが、「市の仕事」ということでブロディとフーパーが「助手」という形で同行。次第に互いを理解するようになる三人。思った以上にデカいサメ。船に体当たりして浸水させるパワー。サメ vs. 人間。どんな結末になるか? 名作なのですがちょっと笑ってしまうシーンも。サメ退治の船にスキューバ用のタンク(「圧縮空気」入り)を持ち込んだフーパー。それをうっかり転がしてしまったブロディに「気を付けろ」などと注意。「シャレたものを持ち込むからよ」とクイント。ラストを知ってる人からすればこのやりとりは「前フリ」なのだな、と。しかもクイントはサメに襲われたとき、このタンクが手に当たって大ピンチに。畳み掛けるようにクイントが窮地に陥るシーンは『裸の銃を持つ男』で次々に悲惨な目に遭うノードバーグ刑事みたいで妙におかしい(本来、笑うようなシーンではないのですが)。サメが人を襲うシーン&音楽、海中でビビるフーパー(漁師のボートを捜索するシーン)、青年が犠牲になるところを至近距離で目撃してしまうブロディの息子マイケル(シリーズ四部作で重要な役割を果たします)、至近距離で巨大ザメを目撃してビビるブロディ、結末に注目の傑作。またテレビで吹き替え放送して欲しい作品です。

ロバート・ショウ:『007 ロシアより愛をこめて』(1963年)で「スペクター」の殺し屋を演じた(列車でボンドを襲うシーンが有名)。他に『スティング』(1973年)など。

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