「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:『ピンクの豹』(1963年:ピーター・セラーズ、デヴィッド・ニーヴン)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」シリーズ一作目。世界一のダイヤ「ピンクパンサー」が怪盗「ファントム」に狙われる。何かとトチる悲しい男「クルーゾー警部」に注目です。

1.ストーリー
ある国の王女が持つ世界一のダイヤ「ピンクパンサー」を怪盗「ファントム」が狙う。ドジなクルーゾー警部が犯行を阻止しようとするが・・・。

2.キャスト
ピーター・セラーズ(警部)
キャプシーヌ(警部の妻)
クラウディア・カルディナーレ(王女)
デヴィッド・ニーヴン(貴族)

3.注目のシーン
①主役
「ドジくさキャラ」で有名なクルーゾー警部ピーター・セラーズ)。しかし彼は「悲しい男」。結婚して10年になる妻がいるのですが、実はこの妻は怪盗「ファントム」の女でもあります(利用されているクルーゾー)。捜査情報が妻を通じて筒抜け。「ファントム」を捕まえられないのも当然、といったところ。

②悪役
ピンクパンサー」を盗もうとするチャールズ・リットン卿(デヴィッド・ニーヴン)&クルーゾーの妻シモーヌ(キャプシーヌ)。宝石のためなら卑劣なこともやるコンビ。

③キャラ
ピンクパンサー」の所有者は某国の王女ダーラ(クラウディア・カルディナーレ)。この宝石は彼女が父王から与えられたものであるが、現政権から「国民の資産」として返還を要求されている。

④演出
設定が悲しい映画。妻に利用されているだけのクルーゾー。そのため彼が登場するシーンには悲哀感が。クルーゾーと妻によるホテルの部屋でのドタバタ、仮装パーティーでの混乱、カーチェイスがオススメのシーン。ただ、シリーズ定番の「クルーゾーがドジるシーン」はちょっとワザとらしい感じも。

4.感想
後にシリーズ化される第一弾。クルーゾーは「ドジキャラ」として有名ですが、悲しいキャラだったんですね。ワルなのがリットン卿&シモーヌ。リットンの正体は怪盗「ファントム」。女を使って手の込んだマネをする奴。王女が所有する「ピンクパンサー」をリットンは入手できるのか? 1963年の映画。おしゃれな雰囲気を感じる映像。「ピンクパンサー」のアニメ、有名なあの音楽、歌のシーン、ピーター・セラーズの個人芸が見せ場。このシリーズが好きな人、まだ観たことない人にオススメの作品です。
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