「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:『パーティ』(1968年:ピーター・セラーズ、クロディーヌ・ロンジェ)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」手違いでパーティーに呼ばれたインド人俳優が会場を混乱に陥れる。セラーズがインド人役で登場(なぜインド人?)。「ドジ芸」が楽しい。

1.ストーリー
インド人俳優が撮影所社長宅のパーティーに間違って呼ばれて・・・。

2.キャスト
ピーター・セラーズ(インド人俳優)
クロディーヌ・ロンジェ(新人女優)

3.注目のシーン
①主役
なかなかの珍作。どんくさ男がパーティ会場を混乱させる映画。エキストラ俳優のバクシ(ピーター・セラーズ)。撮影現場でやらかし、監督を激怒させてしまう。映画界から追放されることになったバクシだが、手違いで撮影所社長宅のパーティーに呼ばれる。

②キャラ
「映画界の内幕」を描いた映画でもあります。業界人たち、新人女優ミシェル(クロディーヌ・ロンジェ)。それぞれの人間模様にも注目。

③演出
バクシがパーティ会場でやらかすシーンが見せ場。生粋のドジ男バクシ。普通にトチる、注意が足りない残念な人。人に迷惑を掛けることもあれば、一人で勝手にドジって困ることも(マヌケすぎる)。パーティーでドジって周囲から白い目で見られるシーンはなかなかの緊張感。

4.感想
ハリウッドの人たちはパーティーばっかりやってるとか。酒を飲んだり、メシ食ったり、女性を誘ったり、そそうをしたり。この映画はそういうシーンをコミカルに描いたもの。ピーター・セラーズはどんくさいインド人俳優「バクシ」の役。撮影を台無しにして映画界から追放されることになったバクシ。手違いで社長宅のパーティーに呼ばれて、最後は豪邸を泡だらけに。たったそれだけの映画。セレブが集まるパーティー。無名エキストラのバクシには話し相手もおらず、その場を何とか取り繕うしかない。その「ぎこちない雰囲気」が笑いになっています。客用の酒を飲んで酔っ払うウェイターもバクシに負けないほどパーティーを混乱させます。豪邸が泡だらけになったキッカケが「象」。社長の娘が家に連れてきた象を洗おうとして泡だらけに。たぶん、象を出演させるためにセラーズが「インド人」を演じることになったのではないかと。コミカルなシーンとしては、オープニングでのバクシのドジ(ラッパ&爆発)、バクシがヘタに物に触るシーン(壊したり、周囲を混乱させたり。「いらんことすんな」的なシーン)、会食でちっこいイスに座るバクシ、トイレを台無しにするシーンなどがオススメ。浮いた存在のバクシが白い目で見られるシーンが売り物の作品。「ぎこちない雰囲気」がパーティー会場に漂い、鑑賞している方も緊張してしまうシュールな映画です。
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