「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:『ピンク・パンサー4』(1978年:ピーター・セラーズ、バート・クウォーク)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」シリーズ五作目。フレンチコネクションが名を上げるため「フランスの象徴」クルーゾーの命を狙う。香港でのドタバタが楽しい。

1.ストーリー
ジリ貧のフレンチコネクションが存在をアピールするため、クルーゾー主任警部の命を狙う。

2.キャスト
ピーター・セラーズ(主任警部)
バート・クウォーク(使用人)
アンドレ・マランヌ(巡査部長)
ハーバート・ロム(主任警部)
ダイアン・キャノン(女)
ロバート・ウェッバー(組織のボス)

3.注目のシーン
①主役
おなじみクルーゾー主任警部(ピーター・セラーズ)。どんくさいけど最後はキッチリ結果を出す優秀な(?)男。今回も前作『ピンク・パンサー3』同様、命を狙われる役どころ。

②悪役
「ドーヴィエ興業」の社長フィリップ・ドーヴィエ(ロバート・ウェッバー)。その正体は犯罪組織フレンチコネクションのボス。ニューヨークの組織に甘く見られていることに反発。勢力を誇示したい、という(たったそれだけの)理由でクルーゾーの命を狙う。

③キャラ
前作で秘密兵器により消滅したはずのドレフュス(ハーバート・ロム)が復活登場(消えてなかったんか)。シリーズおなじみクルーゾーの部下フランソワ(アンドレ・マランヌ)、クルーゾーを不意打ちする使用人ケイトー(バート・クウォーク)。クルーゾーを狙う組織の暗殺者ミスター・チョン、ドーヴィエの女シモーヌ(ダイアン・キャノン)、など。

④演出
「クルーゾーが狙われるシーン」「おなじみのテーマ曲&ピンクパンサーのアニメ」が見せ場。香港のシーンもあり、アジア系のバート・クウォークが活躍。クルーゾーと共にドジ連発のケイトー。クルーゾーが死んだ、と早合点。調子コイて勝手にヘンな店を開店したりする。この「ケイトー」とかいう奴はなかなか油断ならない男だ。

4.感想
ピーター・セラーズが登場する最後の『ピンク・パンサー』。アニメで「ピンクパンサー」が出てきますが、宝石の「ピンクパンサー」は全然関係ないストーリー。前作『ピンク・パンサー3』でクルーゾーの命を狙って、最後は秘密兵器(クルーゾーを始末するために作られた武器)により消滅したはずのドレフュスが登場(どうやら「前作の続き」ではなく、その前の時期を描いている作品のようです)。今回はフレンチコネクションがクルーゾーを狙う話。組織が送り込んだミスター・チョンがクルーゾーを狙う。クルーゾーの使用人ケイトーもクルーゾーを襲う(アパートをボロボロに。何やってんだか)。女装強盗ルソーにも襲われる。ドレフュスもクルーゾーを始末しようとする。そして、クルーゾーはフレンチコネクションのボス、ドーヴィエを追って香港へ。どんな結末になるか? ツッコミどころが多い映画。正直なところ微妙なシーンも多い。シリーズおなじみ「クルーゾーの変装」は面白いものもあれば、イマイチなものも。ギャグがちょいとワザとらしいような気がするパート5。オススメのシーンは、「シルバー・ホーネット」とかいうポンコツ車(ブルース・リーグリーン・ホーネット」のパロディ。元々「ケイトー」は「カトー」のパロディ)、勘違いされて精神病院に連行されるクルーゾー、ケイトーのいかがわしい店(オリエンタルな雰囲気)、クルーゾーとケイトーがクラブに潜入しようとしてドジりまくるシーン、香港でのカーチェイス、おなじみのテーマ曲とピンクパンサーのアニメ、など。楽しいシーンはそのまま楽しんで、しょーもないシーンにはツッコむのがオススメの娯楽作です。
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