「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:『シャーキーズ・マシーン』(1981年:バート・レイノルズ、ヘンリー・シルヴァ)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」麻薬課刑事が風紀課に格下げされてしまうアクション映画。刑事が怪しげな連中を追い、暗殺者と対決。人間関係にも注目です。

1.ストーリー
アトランタ市警察の麻薬課刑事が風紀課に格下げされて新たな困難に陥る。

2.キャスト
バート・レイノルズ(刑事)
チャールズ・ダーニング(刑事)
ヴィットリオ・ガスマン(怪しい男)
レイチェル・ウォード(ダンサー)
ヘンリー・シルヴァ(暗殺者)

3.注目のシーン
①主役
麻薬課刑事シャーキー(バート・レイノルズ)。クスリの密売人を逮捕しようとしたが同僚のミスにより逃走されてしまう。バスに乗り込んだ売人と銃撃戦。市民が重傷を負う。

②格下げ
風紀課に格下げされてしまったシャーキー。その部署はいかがわしい連中を捕らえるのが仕事で、警察署の中でも「最低の職場」とされている。そこの部長フリスコー(チャールズ・ダーニング)はあと2年で年金がもらえるため面倒な問題が起こることを嫌がり、シャーキーに「波風を立てるな」と釘を刺す。

③事件
娼婦が暗殺者カルロ(ヘンリー・シルヴァ)に殺害される事件発生。捜査の過程で高級娼婦ドミノ(レイチェル・ウォード)と怪しい男ビクター(ヴィットリオ・ガスマン)が浮かぶ。

④政治家
清廉潔白な政治家ホッチキンス(アール・ホリマン)。アトランタ州の知事選に出馬しているが、ドミノやビクターと関係がある。

4.感想
政治家のスキャンダルがテーマの刑事モノ映画。正直なところあまり楽しくない内容(「エエ人」のフリしている政治家が陰で人を殺すような連中と関わっている。その設定に不快感)。刑事(シャーキー)が怪しい美女(ドミノ)と親しくなっていくというのは映画ではよくあるパターンですが、現実には不自然ではないかと。何が見所の映画なのだろう? ヘンリー・シルヴァの悪役ぶりですかね。ギャングの役が似合うシルヴァ(『ザ・ボス/暗黒街の標的』(1973年)、『キャノンボール2』(1984年)、『野獣捜査線』(1985年)、『刑事ニコ/法の死角』(1988年)ほか)。この作品ではクスリでイカレた暗殺者を演じています(ちょいとオーバーな演技をするシーンも)。シルヴァ演じる「カルロ」が暗殺するシーン、シャーキーと撃ち合うシーンが見せ場。チャールズ・ダーニング演じる「フリスコー」が部下の頑張りにオロオロしてしまうシーンも面白い(かもしれない)。謎の裏切り者、怪しげな人間関係(政治家、怪しい情報屋など)、中国人暗殺者二人組(カンフー使い)、銃撃戦が見せ場の映画。「ヒゲでカッコつける男」バート・レイノルズが痛めつけられる壮絶なシーンもあります。

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