「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:『0011ナポレオン・ソロ2』(1983年:ロバート ヴォーン、デヴィッド マッカラム)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」60年代のスパイが復活し、悪の組織の陰謀をくじくアクション映画。スパイグッズ、戦闘シーン、キャラに注目です。

1.ストーリー
悪の組織「スラッシュ」のボスが刑務所から脱走し、スパイ機関「アンクル」の元スパイが現場復帰して対応にあたる。

2.キャスト
ロバート ヴォーン(スパイ)
デヴィッド マッカラム(スパイ)
ジョージ・レーゼンビー(助っ人)
ジェフリー・ルイス(元スパイ)
アンソニー・ザープ(悪党)

3.注目のシーン
①主役
スパイ機関「アンクル」を退職して15年になるナポレオン・ソロ(ロバート ヴォーン)。大事件発生。「アンクル」の課長ラレイ卿(パトリック・マクニー)の要請で現場復帰。ソロはかつての相棒イリヤ・クリヤキン(デヴィッド マッカラム)を任務に誘う。

②悪役
核爆弾を奪った悪の組織「スラッシュ」。そのボスであるセフランが刑務所から脱出し、「アンクル」を脅迫。要求は「核爆発を止めて欲しければ3億5千万ドル払え」。セフランに協力するのはボディガードの大男、邪悪な老人ピアース、ハゲのケンプ、元スパイで殺し屋のジャナス(ジェフリー・ルイス)、大勢の戦闘員。ジャナスとイリヤには過去の因縁がある。

③キャラ
スペシャルゲスト」としてジョージ・レーゼンビーが登場。「JB」(ジェームズ・ボンド?)のナンバーの車を乗りこなし、KGBに追われるソロをサポート。「アンクル」の秘書フライデーは美人さん。「MI6のQ」ならぬ「アンクルのZ」は美人ながらオジサンのソロにちょっと冷たい。「アンクル」のエージェント、コワルスキーはやや経験不足。

④アクション
「アンクル vs. スラッシュ」が見せ場。最後はリビアのダムに潜伏するスラッシュをアンクルの特殊部隊が総攻撃。ソロとイリヤがそれぞれ敵と一対一で戦うシーンも。また、亡命希望のロシア人バレリーナをソロが救出するシーンではカーチェイス&爆発シーン。

⑤コメディ
凄腕ではあるが「オッチャン」になってしまったソロ。手強い敵に苦戦したり、昔とはルールやシステムが変わってしまったため戸惑ったり。そういった「年を感じるシーン」が笑い。ボールペン型の通信機などのスパイグッズを真顔で使っているシーンも何となく笑える。

4.感想
1960年代に人気だったスパイTV『0011ナポレオン・ソロ』が復活。番組を当時観ていたファンには感動もの(?)の新作。すっかりオッチャンになったソロが大事件発生で復活。ブランクを感じながらも頭脳、経験、腕っぷしでイリヤと共に悪と戦う。結局のところ娯楽作。『007』を意識しているような演出、アクション、キャラが見せ場。カジノでソロがトランプするシーン、洋服店でのちょっとしたトラブル、レストランでの乱闘、靴に仕込んだ爆薬を使うシーン、意外な事実、ラストの一連の戦闘に注目です。

パトリック・マクニー:『007/美しき獲物たち』(1985年)でも「卿」の役。ロジャー・ムーアとの掛け合いのシーンが面白かった。

YouTube)「予告編」

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