「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:『合衆国最後の日』(1977年:バート・ランカスター、チャールズ・ダーニング)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」ベトナム帰りの脱獄囚が核ミサイル基地を占拠して、合衆国大統領にある要求をする社会派映画。戦争と政治、事件の緊迫感に注目です。

1.ストーリー
ベトナム帰りの脱獄囚と二人の仲間が核ミサイル基地を占拠する。

2.キャスト
バート・ランカスター(脱獄囚)
ポール・ウィンフィールド(脱獄囚)
バート・ヤング(脱獄囚)
リチャード・ウィドマーク(将軍)
チャールズ・ダーニング(大統領)

3.注目のシーン
①主役
1981年、かつては優秀な軍人だったローレンス・デル(バート・ランカスター)。上官と意見が対立したためでっち上げの罪を着せられ服役していたが脱獄。囚人のパウエル(ポール・ウィンフィールド)、ガルバス(バート・ヤング)を率いて核ミサイル基地を占拠する。

②キャラ
事態の対処に当たるマッケンジー将軍(リチャード・ウィドマーク)はデルのかつての上官。デルとは過去に様々な因縁があった。アメリカ合衆国大統領チャールズ・ダーニング)、国防長官、CIA長官らが会議で対策を議論するシーンもこの映画の見せ場の一つ。大統領を車に乗せて基地へ案内する軍曹。太っていて大統領に似ているのがちょっとした笑いどころ。

③演出・アクション
ベトナム戦争に関する社会的なメッセージが込められた映画。大統領を中心とする会議での緊迫した模様、デルたちが基地を占拠する一連のシーン、意見対立、事件の結末が見せ場。

4.感想
146分もある長い映画。タイトルが『合衆国最後の日』とある。「最後」というのはどういう意味か? というのもまたこの映画の注目ポイント(かもしれない)。アクションシーンもありますが、戦闘を見せたい映画ではなく、「戦争・国防・冷戦・核兵器」がテーマのメッセージ的な映画。ツッコミどころもありますが、重いテーマが込められていますのでそちらの方に注目して「国が抱える様々な問題」について考えながら鑑賞するのがオススメ。デルの大統領に対する要求とは? 国に裏切られた者は何を信じればいいのか? ミサイル発射やシリアスな会議のシーンなど、「緊迫感」あふれる146分です。

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チャールズ・ダーニングレスリー・ニールセン『スパイ・ハード』ではシークレットサービスのマヌケすぎる局長を演じた(ギャグがスベっていたような気も)。
ポール・ウィンフィールド:『ターミネーター』では警察署を襲うターミネーターを撃退しようとする「エド・トラクスラー警部」を演じた。
バート・ヤング:『ロッキー』シリーズでの「ポーリー」でおなじみ。
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