「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:『戦争の犬たち』(1980年:クリストファー・ウォーケン、ヒュー・ミレー)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」中央アフリカで傭兵たちが独裁者とその手下を排除しようとする戦争映画。傭兵が某国で潜入作戦を実行するシーンが見せ場です。

1.ストーリー
アフリカのある国で資源を開発するため、実業家が傭兵を雇ってクーデターを起こさせようとするが・・・。

2.キャスト
クリストファー・ウォーケン(傭兵)
トム・ベレンジャー(傭兵)
コリン・ブレイクリー(TV局の男)
ヒュー・ミレー(実業家)

3.注目のシーン
①主役
傭兵のシャノン(クリストファー・ウォーケン)。ベトナム戦の経験もある男で、多くのケガや病気に耐え、生き抜いてきた。ある実業家エンディーン(ヒュー・ミレー)の依頼で、中央アフリカのザンガーロ(架空の国)で現地の状況を調査することに。

②悪役
ザンガーロの独裁者キンバ。政敵を追放したり、投獄したり。軍を使って国民を監視し、怪しい者を痛めつける。「鳥類学者」としてザンガーロに潜入したシャノンを徹底的にいたぶって国外追放。

③キャラ
ザンガーロで資源開発をしたいエンディーン。今度は「調査」ではなく、「クーデター」のためにシャノンを改めて雇う。エンディーンと組んで大統領になろうとするボビー大佐はキンバと対して変わらないカネの亡者。他に、シャノンの別れた妻ジェシー(ジョベス・ウィリアムズ)、キンバに投獄されたオコエ医師(ウィンストン・ヌシュナ)など。

④アクション
「戦争映画」なので戦闘シーンはなかなかの迫力。ザンガーロでの戦闘の前にシャノン、傭兵仲間ドルー(トム・ベレンジャー)らが武器商人、金融業者、輸送船の船長らと交渉するシーンもリアリティと緊迫感のある演出になっています。

4.感想
ディア・ハンター』(1978年)での役が衝撃的だったクリストファー・ウォーケンの戦争映画。と言っても「クーデター」がテーマなので本格的な戦争映画に比べると戦闘シーンのスケールはやや控えめ(迫力はあります)。戦闘よりもウォーケン演じる「シャノン」のキャラ・生き様に注目の映画。開発業者の依頼で独裁者を排除しようとするシャノンら傭兵たち。その結末は? 見せ場が多い映画。ザンガーロの入国審査(空港税、輸入税などと何かと名目を付けてカモる係員)、ザンガーロで全ての行動を監視されるシャノン(そしてエラい目に)、夜の偵察、ジェシーとの再会、武器の調達・交渉、新大統領候補ボビー(その人柄に注目)、エンディーンの企み、港での検査、兵舎(キンバの隠れ家)での戦闘、ラストのオチ、ほか。コッソリ武器を購入し、船でザンガーロに運ぶ傭兵たち。そして、戦闘。傭兵、冷徹な実業家、独裁者&その政敵などのキャラ・人間関係に注目の緊迫感あふれる映画です。

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