「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:『シティ・スリッカーズ』(1991年:ビリー・クリスタル、ヘレン・スレイター)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」三人の男が荒れ地で牛追いを経験するコメディ映画。美女、西部時代の生き残り(ジャック・パランス)といったキャラに注目です。

1.ストーリー
人生の曲がり角にある三人の男が気分転換を兼ねて牛追いを体験しようとするが・・・。

2.キャスト
ビリー・クリスタル(ラジオ局勤務)
ダニエル・スターン(スーパーの入り婿)
ブルーノ・カービー(スポーツ用品屋)
ヘレン・スレイター(美女)
ジャック・パランス(荒野の男)        

3.注目のシーン
①主役
ラジオ局でCMの仕事を担当しているミッチ・ロビンス(ビリー・クリスタル)。仕事に集中しておらず、上司からダメ出し。妻や子供たちからもダメ出し。「冒険旅行」好きの友人フィル(ダニエル・スターン)とエド(ブルーノ・カービー)に誘われて、コロラドでの「牛追いツアー」に参加する。

②ツアー
個性的な人たちが「牛追いツアー」に参加。ミッチ、フィル、エドの三人組。歯科医の黒人親子、アイスクリーム屋コンビ、美女ボニー(ヘレン・スレイター)。そんな彼らをガイドするのは牧童頭カーリー(ジャック・パランス)、態度の悪い二人組牧童ら。

③トラブル
牧童としてのちょっとした訓練をした後、牛をコロラドまで運ぶ300キロの旅に出るミッチら。「へなちょこ」呼ばわりされながらも、ミッチらは牛の群れを先導。途中、くだらない話からケンカになったり、酔っぱらいがやらかしたり、雨や落雷に遭遇したり。

④1つのこと
カウボーイとして生きてきたカーリー。「孤独だが自由だ」「1つに頼れ」などといった個性的な言葉をミッチに残す。「滅び行く仕事」であるカウボーイ。「カーリー」というキャラ。その生き様、「都会人」ミッチとのやりとりに大いに注目されたい。

4.感想
都会人の三人組が荒れ地での牛追いで「新たな希望」を見出す映画。よくしゃべる男ミッチ。どうやらアレコレ考えすぎて思考停止状態になっているらしい。フィルは冷たい妻に耐えられない人生。エドは子供の頃のトラウマから敢えて明るく振る舞うがやっぱり寂しく、悩むことが多い。ボニーは妙な男と付き合ってヘンに苦労してきた。カーリーは逞しいが孤独な人生。そんなキャラの交流が見物の傑作。「幸せの青い鳥はすぐ近くにいる」というのが結論。しかし、そのことになかなか気付かないのが現実。それに気付くには旅をしたり、新鮮な体験をしたりするとよいかも。キャラ、笑い、ツアーでのトラブルが見せ場の映画。子牛とミッチの絆にも注目です。

ダニエル・スターン:『ホーム・アローン』(1990年)でジョー・ペシと組んで演じた「泥棒コンビ」で有名。ロイ・シャイダーブルーサンダー』(1983年)もオススメ。
ヘレン・スレイター:『スーパーガール』(1984年)ではあのスーパーマンの「いとこ」、マイケル・J・フォックス『摩天楼はバラ色に』(1987年)ではちょいと「ワケあり」な大企業の重役を演じた

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