「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:『サイモン・セズ』(1999年:デニス・ロッドマン、ジェローム・プラドン)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」個性的な姿の国際警察エージェントが兵器商を追うアクション映画。ロッドマンが長身と武器を使って大勢の敵と戦うシーンが見せ場です。

1.ストーリー
ある兵器商を追う国際警察のエージェントが誘拐された女性を救出することに・・・。

2.キャスト
デニス・ロッドマン(国際警察)
デイン・クック(お調子者)
ジェローム・プラドン(兵器商)
シャン・シンシン(兵器商の運転手)

3.注目のシーン
①主役
フランスが舞台の映画。国際警察のサイモン(デニス・ロッドマン)。黄色いバイクで敵を追跡。

②悪役
サイモンに監視されている兵器商のアシュトン(ジェローム・プラドン)。巨大な組織を率い、城に住んでいる。言葉遣いが妙な男ではあるが、刀が仕込まれている杖を自在に操ったり、素手で敵と戦ったりするなど腕が立つ。最新鋭のレーザー兵器とその照準装置を使って何かを企んでいる。アシュトンの運転手シンシン(シャン・シンシン)は寡黙な男ではあるが、アシュトンに忠実であり、格闘も強い。

③キャラ
サイモンに接近するニック(デイン・クック)とかいう「お調子者」。妙にフレンドリーでよくしゃべる。CIAでサイモンと一緒に訓練を受けたことがあるらしく、今では国防省の役人の依頼を受け、誘拐されたクレア(役人の娘)を救出しようとしている。サイモンの捜査活動をサポートするのは修道士マクロ(メガネの黒人)&ミクロ(太っちょ)。サイモンの旧知の女ダンサーは敵キャラとして登場。

カップ
アシュトンの悪事に巻き込まれるマイケル&クレアのカップル。愛し合う二人だが、マイケルの父ガブリエルはアシュトンに脅されており、クレアの父フェンスは国防省の役人でアシュトンが必要とするレーザー兵器の照準ソフトを所持しているため、彼もまたアシュトンに脅されている。アシュトンの手下にさらわれたクレアを救出するため、サイモン、ニック、マイケルらがアシュトンのアジトや城を攻撃する。

⑤アクション
派手なアクションが売り物の映画。合成映像、ロープ、トランポリンを使った個性的なアクションシーンが展開。カーチェイス&バイクスタント、銃撃戦、素手での格闘、派手な爆発シーン。教会が襲撃されるシーン、「サイモン vs. アシュトン一味」に注目されたい。

4.感想
娯楽アクション作。特殊効果などで見せるアクションが楽しい。アクションシーンにもコミカルな演出が入っているため、悲惨な雰囲気がないのがこの映画のいいところ。フランスの町やビーチも美しくて素晴らしい。しかしながら、「キャラ設定」には困惑(個人的に)。主役の「サイモン」。「秘密エージェント」なのに派手な格好にバイク。目立ちすぎじゃないですか?  悪役の「アシュトン」。成田三樹夫っぽい顔立ちで妙なしゃべり方。そのため、あんまり悪党には見えない。「修道士マクロ&ミクロ」のコンビ。危険な目に遭っているのに軽妙なトーク(緊張感ナシ?)。しかも、賢いように見えてどんくさい(流砂にハマる)。「ダンサー」とかいうツンデレ女。過去にサイモンと何があったのか(それが語られることはなかった)。一番ヤバイのが「ニック」というキャラ。お調子者でいらんことまでよーしゃべる奴。おちゃらけた態度につまらんトーク。そのわざとらしさには耐えられない(個人的に)。ウザいキャラにウンザリしてしまうかもしれない映画。迫力のあるシーン、コミカルな演出が見られるシーンに集中して鑑賞するのがオススメの娯楽作。DVDにはメイキング(ロッドマンのトーク)が収録されています。

シャン・シンシン:中国のカンフー映画俳優。『阿羅漢』(83年)でリー・リンチェイのスタントを務めたことがキッカケでスタントマンとして映画界入り。『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ/天地黎明』『霊幻道士6 史上最強のキョンシー登場!!』ほか出演多数。

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